基本情報 ‐ ロマンシングサガ3
作品概要
サガシリーズの6作目にして、ロマサガシリーズの3作目。
前作で好評だった技の閃きや武具開発を引き継ぎ、さらに「マスコンバット」や「トレード」といった充実のミニゲームに、特殊な「コマンダーモード」の搭載など、様々な要素を詰め合わせた集大成的な内容となっています。年代ジャンプがないぶん根幹部分は前作よりも素直な構造に見えますが、多彩な要素とそれらが織り交ざるフラグの難解さは前作に引けを取りません。
2019年には様々なプラットフォームにてリマスター版が配信されました。
基本事項
- セーブデータは3つ。どこでもセーブ可能
- 常時「L+R+スタート+セレクト」でソフトリセット
- 移動時「Yボタンで」ダッシュ
- ダンジョンでのダッシュは敵シンボルが影のみの表示になる
- 多くの町や建物は「Xボタン」で外に出られる
- 戦闘中「Xボタン」で味方のHPとLPの表示
- 戦闘中「Lボタン」で防御、「Rボタン」で退却
- 戦闘終了のたびにHP全回復
- アイテム所持は「32種」まで
- アイテムを捨てると倉庫に入る
- 仲間を外すのは各町にあるパブにて
- 再度仲間にできる状況であれば仲間を外すデメリットは特にない
- LPは宿屋で回復する
リマスター版はセーブデータの数、ソフトリセットの方法、各対応ボタンなどが異なります。
所持金と銀行
- ヤーマス (下段)
- ウィルミントン
- リブロフ
- ピドナ
所持金は10000オーラムまでしか持てませんが、アイテムの売却や宝箱からの取得でこれを超えた場合は自動的に銀行に入り、その預金額が1000オーラムに達した状態で上記の町の道具屋内にいる銀行員と話すと「カード」がもらえ、以降は銀行員から10000オーラムまでの不足分を下ろせるようになります。
なお、敵を倒してもオーラムが得られますが、すでに10000オーラム所持して「持ち切れなかった」場合は銀行には加算されません。また、預金額は基本的に確認できません。
技・見切りの極意化
本作の技と見切りはすべてメニューから管理できるかわり、リストに登録するには「極意化」する必要があります。閃くとまず赤文字の仮習得状態となり、それを戦闘で使用する(見切りは該当の攻撃を受ける)と、戦闘後に確率で極意が取得できます。基本的に同じ戦闘で使用回数が多いほど取得確率も上がります。
技・術の王冠
- 技の王冠 = (技+5) ÷ (術+5) ≧ 10
- 術の王冠 = (術+5) ÷ (技+5) ≧ 10
上記の条件を満たすとステータス画面の技か術の横に「王冠」が表示されます。王冠のメリットはそれぞれの消費が1減るのと、技の場合は閃き確率が上昇すること。計算式的にどちらかに徹したほうがいいということになるので、キャラごと明確に役割を分担したほうがいいでしょう。
盾・ガーダーの発動
基本的に片手が空くもの、つまり「剣、斧、棍棒、小剣、体術、アイテム」の使用時のみ所定の確率で発動します。両手が塞がる「大剣、槍、弓、術」の使用時は発動しません。ただし、下記の例外があります。
- 体術の投げ技は発動しない
- 体術の中でも、投げ技の「空気投げ」「ジャイアントスイング」「ナイアガラバスター」「逆一本」「流星蹴り」の5種では発動しません。この設定すごく細かいなと思います。
- ぞうは両手がふさがっていても発動する
- ぞうは「鼻で盾・ガーダーを扱う」という理由から、上記の非発動条件時でも問題なく発動します。
- 魔王の盾も基本的に何でも発動する
- 魔王の盾も特殊らしく、上記の非発動条件時でも発動します。「銀の手」での二刀流と併用も可能。
- レオニードの術はものによる
- レオニードの術は「アンデッド支配」と「ジェントルタッチ」が発動可能、ほかの2つは不可。
防具の表示
防具の性能は物理防御と魔法防御があり、また物理なら「斬・打・突・射」、魔法なら「熱・冷・雷・状」と細かく分類されます。そして、数値の横にある「○打」や「△雷」という表示は、これら個々の防御の増減を表します。リマスター版では記号の表示はなくなっています。
- ◎ = 表示の約3倍
- ○ = 表示の約2倍
- △ = 表示の約半分
- x = ゼロ
厳密にはもう少し細かそうですが、こんな感じで増減します。なので、例えば「x熱」は熱防御の上昇なしというだけで熱に弱くなるわけではありません。また「△貫弓」は表記の揺れで「△突射」と同義です。
骸骨型トレジャー
宝箱のほか、一部のダンジョンでは「骸骨」からもアイテムが取得できます。具体的には「頭部が縦になっている骸骨」が該当し、「いけにえの穴」「魔王殿深部」「ビューネイの巣」の3ヶ所にのみ存在します。知らないと見逃しがちなので注意。リマスター版は光ってわかりやすくなっています。
加入人数制限
本作には加入人数制限的な仕様があり、「一度でもパーティーに加えたことのあるキャラ」が20人くらいに達すると、以降は新しいキャラを加えることができなくなってしまいます。具体的には、加入条件を満たしているはずのキャラに話しかけても、仲間に入れる旨の選択肢が出現しなくなります。
なので、新キャラを安易に加えるのは避けるのが無難です。イベントでの強制加入は仕方ないにしても、ほかは陣形目的など必要なキャラに絞ったほうがいいでしょう。リマスター版は撤廃された可能性あり。