親世代のユニット ‐ ファイアーエムブレム 聖戦の系譜

シグルド(ロードナイト)

シアルフィ家の公子。ティルフィングの継承者。
温厚で誠実な人格者ですが、少々抜けたところもあり、特に第一章の特殊な展開で発するディアドラへの愛の吐露は天然の粋だと思います。
ユニットとしては非常に優秀で、初期ステータス、成長率、移動力が高く、スキルも最低限の「ついげき」を持ち、さらに序章で「ぎんの剣」が貰えることもあって、使いやすいことこの上ありません。主力でも囮でも村の解放でも、状況に応じてどんな役割でも任せたらいいと思います。

スキルついげき

ノイッシュ(ソシアルナイト)

シアルフィの騎士。
シリーズ伝統の赤緑騎士の赤のほう。恋人以外との会話シーンがほとんどなく、存在感は薄めです。
スキルは攻撃的なものの、基本の「ついげき」を持たないために使いやすさでアレクに遅れをとります。結婚させるつもりなら「ゆうしゃの剣」や「ついげきリング」などのテコ入れがほしいところ。

スキルひっさつ、とつげき

アレク(ソシアルナイト)

シアルフィの騎士。
シリーズ伝統の赤緑騎士の緑のほう。ターバンのような被りものが中東の王族を思わせます。シルヴィアとの会話から女慣れした様子が伺えます。
スキル的にノイッシュよりは使いやすいのですが、それでも意識して経験値を与えてあげないといつの間にか本城待機になりがちです。結婚させるつもりならやはり「ゆうしゃの剣」あたりを持たせたい。

スキルついげき、みきり

アーダン(ソードアーマー)

シアルフィの重騎士。
固い・強い・遅いの三拍子が揃った本作のネタキャラ。しかし「ついげきリング」の入手や五章のステータスアップなど、固有イベントには恵まれています。
屋内戦のない広大なマップばかりの本作において、馬に乗っていないだけでも不利だというのに、その中でもさらに使いにくい部類に属します。第二章で「ついげきリング」を入手したら、あとは乱数調整人として本城に居座ってもらうのが王道でしょうか。

スキルまちぶせ

アゼル(マージ)

ヴェルトマー家の第2公子。アルヴィスの異母弟。
エーディンを助けたいのと、アルヴィスの元から逃げ出したいという二重の想いからシグルドの軍に駆けつけます。アルヴィスとは対照的な気弱顔が特徴。
序盤しばらくは唯一の魔法攻撃者なのと、「ついげき」を持つことから攻撃面は優秀なのですが、歩兵クラスのためどうしても出遅れてます。この点はクラスチェンジで解消されます。

スキルついげき

レックス(アクスナイト)

ドズル家の第2公子。
アゼルとともにシグルドの軍に駆けつけます。ニヒルな雰囲気を持ちつつも、親と敵対しながらその死を冷静に受け止めるなど、客観的な視点の持ち主。
斧装備かつ追撃もできないのに、「エリート」ひとつでこの使いにくさを十分にカバーし、クラスチェンジの一番乗りも珍しくない恵まれたユニットです。さらに第一章の隠しイベントで「ゆうしゃのおの」を入手すれば、槍装備者に対してかなりの強さを発揮します。耐久力も優秀。

スキルまちぶせ、エリート

キュアン(デュークナイト)

レンスターの王子でエスリンの夫。ゲイボルグの継承者。
シグルドとはバーハラの士官学校の同期であり、エルトシャンを含めた3人で未来を語り合った熱い間柄となっています。エルトシャンとの会話がまったくないのは少し残念。
シグルドと同じ上級職で成長率も悪くないのに、序盤の敵が斧ばかりなのと、何より「ついげき」を持たないことから使い勝手には結構な差があります。ちなみにエスリンともども第四章以前で倒されると2人で仲良くレンスターへ帰って行きます。

スキルれんぞく

エスリン(トルバドール)

キュアンの妻でシグルドの妹。
キュアンとは恐らくシグルドを通して知り合ったと思われます。タレ目でおっとりしたいかにもなお嬢様ですが、トラバントによれば気丈な女とのこと。
最初に加入する回復担当。しかし「リターンの杖」と3万弱のお金があれば早々にクラスチェンジすることができ、回復や削り、または支援など、主力とはいかないまでも重要なユニットになれます。

スキルひっさつ

フィン(ランスナイト)

レンスターの騎士。
恐らくランスリッターの一員と思われます。親子二世代に登場する唯一のユニットであり、次作トラキアにも登場するユグドラル大陸の皆勤賞的存在です。
キュアンと同じく序盤こそ武器相性で使いにくいものの、第二章で「ゆうしゃのやり」を入手してからが本領発揮。積極的に経験値を与えれば、キュアンよりも格段に使いやすい主力ユニットへ成長します。第七章で楽をしたければ、第三章を終えるまでに存分に強化しておきましょう。

スキルついげき、いのり

ミデェール(アーチナイト)

ユングヴィ家の弓騎士。
アゼルと同じ気弱顔で、同じくエーディンに惚れていますが、エーディンにそっくりのブリギッドを見つけるや、いきなり口説こうとする侮れない肉食ぶりを見せます。
騎乗系でスキルも攻撃的なのに、力の伸びが悪いせいでワンパンチが足りません。当攻略のようにジャムカを結婚させないのなら、早々に「キラーボウ」を持たせて補強しましょう。

スキルついげき、とつげき

エーディン(プリースト)

ユングヴィ家の公女。ブリギッドの双子の妹。
アゼルとミデェールの気弱顔男子のほか、ジャムカにも一目惚れされる魅力的な女性。行方知れずの姉にいつ出会ってもいいよう、常に神器のイチイバルを携帯しています。
スキルは何もありませんが、生粋の回復職だけに問題はありません。第二章で入手できる「リブローの杖」を振りまくっていれば、割と簡単にクラスチェンジまで到達できます。また、第四章までに恋人を作ると有用なアイテムをもたらしてくれるパターンが多いです。

スキルなし

デュー(シーフ)

盗賊の少年。
シグルドと直接の会話がないのはほかのキャラでもあるのですが、彼の場合は職業が職業なだけにシグルドがちゃんと把握しているのかちょっと不安になります。
クラス性質も所持スキルも特異なユニット。第一章のガンドルフ相手にチクチクと経験値を稼ぐなりで早めにクラスチェンジさせておけば使い勝手が向上し、金欠に陥りがちなユニットの助けとなります。また、魔法剣との相性が抜群なので、第三章では隠しアイテムの「かぜの剣」を必ず取っておきたいところです。

スキルたいよう剣、ねぎり

アイラ(ソードファイター)

イザーク王国の王女。
亡き兄の息子シャナンを人質に取られ、ヴェルダン王国のキンボイスのいいなりになっています。レックスとホリンの2人の強者に惚れられる女傑。
ただでさえ固有スキルの「りゅうせい剣」が強烈なのに、第三章では優秀な「ゆうしゃの剣」を入手することになり、まず親世代最強ユニットの一人となります。欠点は馬に乗っていないことくらい。兵種のお陰で常に「ついげき」も得られます。

スキルみきり、りゅうせい剣

ジャムカ(ボウファイター)

ヴェルダン王国の第3王子。
第一章開始時の解説で露骨にわかるように、兄弟の中で唯一「味方顔」と言える端整な顔立ちと、グランベルへの侵攻に反対するまともな思考を持っています。
兵種スキルによって終始「ついげき」を得ることができ、個人スキルも攻撃的で、何より初期装備の「キラーボウ」が優秀な性能のため、これまた馬に乗っていないこと以外の欠点がない強力な弓兵となります。

スキルれんぞく、とつげき

ディアドラ(シャーマン)

精霊の森に住む女性。
シグルドとお互いに一目惚れをして夫婦となります。その正体はグランベルのクルト王子とシギュンの娘であり、いろいろな血筋を受け継ぐ本作の最重要人物。
魔力や魔防がよく上がるものの、クラスチェンジはできず、第三章では出撃不可かつ途中でさらわれるという、ほぼイベントユニットのような扱いです。「オーラ」の攻撃力は目を見張るものがありますが、基本的に意識してレベルを上げる必要はありません。

スキルみきり

ホリン(ソードファイター)

イザーク王国にあるソファラ城の息子。
何があったかエバンス城の闘技場にて活動しています。幼い頃に一目惚れした王女様を守ることが自分のすべてと言い切る、意外にナイトな気質を持つ人。
「りゅうせい剣」ほどではなくとも後半ほど有効打になる「げっこう剣」を持ち、同様に終始兵種スキルの「ついげき」がありと、アイラほどではなくとも優秀な歩兵ユニットとなります。武器は第三章で入手できる「ぎんの剣」がいいでしょうか。

スキルげっこう剣

ラケシス(プリンセス)

ノディオン王国の王女。エルトシャンの異母妹。
村人に噂されるほどエルトシャンと仲が良く、「エルト兄様のような人でなければ好きにはなれない」と言っておきながら、傭兵や盗賊と恋人専用会話があったりします。
下級職では一応攻撃もできる回復職といった程度の存在ですが、クラスチェンジで化けるユニットの筆頭であり、強烈なステータスボーナスに加え、「ついげき」の付与、騎乗クラス化、ほとんどの武器レベルが「A」となる強化ぶり。さらに足並みが揃うことで個人スキルの「カリスマ」が活きてきて、シグルドとともに攻撃時の主力となることができます。エルトシャンの説得のためにも、第二章中に「リターンの杖」を振りまくってクラスチェンジまで漕ぎ着けたい。

スキルカリスマ

レヴィン(バード)

シレジア王国の王子。フォルセティの継承者。
後継者争いに嫌気が差し、旅の吟遊詩人として放浪します。子世代でも軍師として従軍しますが…。12回クリアでのデモに重要な演出が隠されています。
歩兵ユニットでありながら高い魔力と素早さで使いやすく、クラスチェンジボーナスもかなり大きく、そして第四章からは「フォルセティ」の入手もあり、まず親世代の最強ユニットの一人となります。基本の「ついげき」を持たないというのに、そのことを忘れるくらい優秀です。

スキルれんぞく、ひっさつ

シルヴィア(ダンサー)

旅の踊り子。
レヴィンに付きまとうかたちで加入します。公式設定かわかりませんが、ブラギの血筋を持つことからクロードの行方不明の妹という説を持ちます。
本作の「踊る」は周囲の4名全員が対象であり、使い方次第で攻略に差が出るキーユニットとなっています。「レッグリング」と「ナイトリング」を持たせるのがおすすめです。

スキルれんぞく、いのり

ベオウルフ(フリーナイト)

自由騎士という要するに傭兵。
エルトシャンの古い友人であり、ラケシスのことを頼まれたりもしています。周りが貴族ばかりのせいか、やや大人びているというか、老け顔に見えます。
特徴としてはアレクとそう変わらないはずなのに、気がついたらクラスチェンジ可能レベルに達してるパターンが多い地味に強力なユニット。フォレストナイトは技が30まで上がることから、武器は「ぎんの大剣」が向いています。

スキルついげき、とつげき

フュリー(ペガサスナイト)

シレジアの天馬騎士。
出奔したレヴィンを探してアグストリアを訪れます。素直すぎて騙されやすい内向型ですが、シルヴィアとのやり取りでは気丈な反撃を見せる一面も。
親世代では唯一の飛行系ということで、村の解放や離れた仲間の援護、丘の上のメティオ使いの討伐などに重宝します。武器は「いかずちの剣」などの魔法剣がおすすめ。それでなくても「てやり」などの間接武器は必携です。「ライブのうでわ」も欲しいところ。

スキルついげき

ブリギッド(スナイパー)

ユングヴィ家の公女。エーディンの双子の姉で、イチイバルの継承者。
幼い頃にオーガヒルの海賊にさらわれ、頭目の娘として育てられますが、エーディンからイチイバルを渡されることで、当時の記憶など様々なものを覚醒します。
エーディンと同じくスキルこそないものの、初めから上級職であり、兵種スキルで「ついげき」もあり、そして何よりすぐに「イチイバル」が手に入るため、戦力としては申し分ありません。

スキルなし

ティルテュ(サンダーマージ)

フリージ家の公女。
ボディーガードと称してブラギの塔へ赴くクロードに同行します。難しいことはわかんない自称アホの子ですが、それなりに空気は読める模様です。アゼルとは幼馴染。
スキル「いかり」と「トローン」の組み合わせが強力なものの、登場時期にしてはレベルが低く、意識して育てないとクラスチェンジすらできずに終わってしまいがち。子供たちのためにも、第三章のピサール隊の増援で稼がせてあげたいところです。

スキルいかり

クロード(ハイプリースト)

エッダ家の公子。バルキリーの継承者。
オープニングでただ一人グランベルの現状を憂いている人。神父らしく柔らかな物腰をしており、シルヴィアやティルテュらの困った子たちも丁重に扱います。
役割は「バルキリーの杖」での蘇生担当といったところ。死亡者がいなければそれほど出番はないかもしれません。レベルも「リザーブの杖」を振っていれば簡単に30に達します。

スキルなし
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