基本情報 ‐ ファイアーエムブレム 新・紋章の謎

作品概要

公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/ds/vi2j/

シリーズ3作目の紋章の謎のリメイク作品。
一見しただけだと前作の新暗黒竜とそれほど変わらないように見えて、グラフィックの調整や外伝進出条件の緩和に、副題の通りのマイユニットの実装、遂に登場したカジュアルモード、さらには吹っ切れたのかというほど激増した味方ユニットなど、前作で物議を醸した点にきちんと対応したうえで正統進化しています。

基本事項

  • セーブデータは3つ+ポイントセーブ2つ
  • 中断も可能だが、中断データは再開で消滅する
  • 常時「L+R+スタート+セレクト」でソフトリセット
  • 大半の場面は「スタート」でスキップ可能
  • イベント中「下+A」で早送り
  • イベント中「Rボタン」でバックログ
  • マップ中「Yボタン」でカーソル速度アップ
  • マップ中「Xボタン」で敵全体の攻撃範囲表示
  • マルスと隣接で輸送隊が利用可能。収容数は「200」
  • 敵の緑に光るアイテムはドロップする。回数もそのまま
  • 装備武器は「外す」ことが可能

難易度選択

  • ノーマル
  • ハード
  • マニアック
  • ルナティック
  • ルナティック´

難易度は上記の5段階。ルナティック´はルナティックのクリアで出現します。
難易度が上がるほど敵の数が増え、個々のステータスや武器の性能が上がり、一部の便利アイテムが入手不可になったりするほか、ハード以上では「増援が敵フェイズに出現かつ即行動」、ルナティック以上では「竜のブレスの射程が1-2」、ルナティック´では「各戦闘が敵から攻撃」という違いもあります。

モード

  • カジュアル
    -HPが尽きた仲間は退却
  • クラシック
    -HPが尽きた仲間は死亡

モードは上記の2つ。今作がシリーズ初登場となる「カジュアルモード」はユニットのHPが尽きても退却となるだけで、次の章になればまた出撃できます。敵の行動パターンが異なる場合もあるようですが、当攻略は基本的にクラシックモード準拠のため特には触れません。

ポイントセーブ

大半の章に途中セーブが可能な魔方陣が幾つか配置されています。利用すると魔法陣は消滅しますが、セーブデータは中断と違ってロードしても消えることはありません。セーブ欄は通常セーブと別で2つまで。

レベル構造

転職のあるクラスは下級職・上級職ともに「20」、転職のない「ロード、盗賊、踊り子、マムクート、コマンド」の5職は「30」がレベル上限となります。

再攻撃

本作は「武器に重量がない」という珍しい仕様であり、純粋に「速さの差4以上」で再攻撃となります。このことから鋼系武器が従来より使いやすく、また手槍や手斧は威力が控えめになっています。

三すくみ

Lv 有利側 不利側
攻撃+1
命中+10%
攻撃-1
命中-10%
B・C 命中+10% 命中-10%
D・E 命中+5% 命中-5%

三すくみは従来の「剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い」で、前作と同じく武器レベルに応じて上記の補正が入ります。有利側の武器レベルのみが関係します。

武器レベル補正

Lv 槍・弓・魔法
攻撃+3 命中+15% 攻撃+2
命中+5%
回復量+3
攻撃+2 命中+10% 攻撃+1
命中+5%
回復量+2
攻撃+1 命中+5% 攻撃+1 回復量+1

武器レベル補正は上記の通り。今作は杖にも影響します。

クラス特性

クラス 特性
スナイパー 命中・必殺+5%
ソードマスター 回避+10%
バーサーカー 必殺+10%

一部のクラスは上記の特性を持ちます。ソードマスターは前作の命中から「回避」に変更。

みんなの様子

  • 経験値を取得する
  • クリスとの支援値が上昇する
  • 章のあいだ2つのステータス+2
  • 変わったアイテムを入手する

2章から進撃準備で確認可能になります。
時計が溜まった状態で選択すると仲間の誰かしらで上記イベントが発生します。発生回数は時計の溜まり具合に応じて増加します。アイテムは「なまくら」「リフの杖」「のみかけの薬」といった前作にはない変わった品々と一時上昇薬が対象で、いずれもこれでしか入手できません。

訓練所

  • 1戦ごと有料で賞金もなし
  • 武器は持ち込み制
  • 挑戦前に対戦相手が確認可能
  • ただし、連戦時は確認不可
  • 連戦するごと敵が強化される
  • 連戦時でもHPが全回復する
  • ただし、ルナティック以上は回復しない
  • マムクートでも挑戦可能
  • レベルアップ時の成長が異なる

5章の進撃準備から利用可能になる施設。闘技場とは主に上記の違いがあります。1戦ごとセーブを挟むこともできるので安心ですが、敗北時は普通に死亡します。訓練とは。

レベルアップ時の成長は、成長率の合計に応じた項目数が上昇する感じ。例えばマルスだと3~4ピンのみになります。全ピンがないかわりに0ピンもない、良く言えば安定した成長ということに。

有料であることからも、普通に進める限りはそこまで多用できるものでもありません。クラスチェンジ間近のユニットくらいは活用したらいいんじゃないかと思います。

マムクート

竜石 魔力 速さ 守備 魔防
火竜石 +8 +4 +4 +9 +4
氷竜石 +5 +7 +4 +13 +8
飛竜石 +5 +4 +7 +8 +3
魔竜石 +7 +1 -1 +11 +10
神竜石 +10 +7 +4 +15 +11

マムクートは竜石を武器として使用する方式。今作はステータスの上昇量も表示されます。

コマンドの変身

  • 容姿、クラス、能力値全般をコピーする
  • 変身するごと経験値「10」が入る
  • 変身中の経験値はチェイニー本体に入る
  • 変身中のレベルアップも本体に適用される
  • ファルシオン以外の専用武器も使用可能
  • 盗賊に変身すれば鍵開け等も可能
  • 踊り子に変身しても「踊る」は不可
  • マムクートには変身不可
  • 5ターンで強制的に解除となる

チェイニー特有の能力。今作では特にバグは確認しておりません。

特効

系統 対象クラス 武器
騎馬ナイト系 ソシアルナイト
パラディン
ホースメン
レイピア
ウイングスピア
ナイトキラー
ポールアクス
アーマー系 アーマーナイト
ジェネラル
レイピア
ウイングスピア
アーマーキラー
ハンマー
つらぬきの弓
剣士・傭兵系 剣士、ソードマスター
傭兵、勇者
ソードキラー
飛行系 ペガサスナイト
ドラゴンナイト
ファルコンナイト
飛竜
とんぼ取り
弓全種
クインクレイン
シェイバー
エクスカリバー
竜 (1) マムクート
火竜、氷竜、飛竜
魔竜、地竜
ドラゴンソード
ドラゴンランス
神竜石
竜 (2) マムクート
火竜、氷竜、飛竜
魔竜、地竜、暗黒竜
ファルシオン

特効の詳細は上記の通り。対象のクラスには武器の攻撃力が「3」倍になります。このほか、前作の名残りでサンダーボルトにシューター特効の記載があります。

隠れた財宝

  • 11章の砂漠
  • 一部の章にある洞窟

リメイク前にあった隠れた財宝は上記の場所のみに整備され、また盗賊でなくとも100%発見可能になっています。厳密には「隠れた財宝」の表記はありません。

トライアングルアタック

  • カチュア、パオラ、エスト
  • マジ、サジ、バーツ

シリーズ伝統の必殺技。特定の3人で敵を囲んで攻撃すると、初撃が「必中&必殺の一撃」になります。今作は従来のペガサス三姉妹のほか、タリスの戦士3人でも発動可能です。

志願兵

  • ユニットの総数が出撃人数以下だと登場する
  • クラスは兵種枠内でランダム。顔グラはなし
  • 兵種枠は埋まるが、枠の最大数は増加しない

前作と特に変わらず。大勢の仲間が加わる本作でお世話になることはまずないんじゃないかと。

その他

ほか、兵種変更錬成闘技場は各項目をご覧ください。