デモン ‐ デモンゲイズ

概要

名称的にも本作の中核を成すのがこのデモンの存在。
各ダンジョンのサークルを制圧していくとそのうち通常状態との戦闘となり、すべてのサークルを制圧するとデモンサークルが出現して暴走状態との戦闘となり、撃破して「魂」を入手し、それをフランに届けると場合によってはクエストをやらされたりして、最終的に「鍵」を得れば加入となります。
加入後は、主人公のスキルに応じて最大３体まで同時に連れて行くことができます。入れ替えは主人公の部屋か制圧済みのサークルなどで行います。

忠誠ランク

各デモンごとレベル的な「忠誠ランク」の概念があり、経験値や戦闘回数に応じて上がっていきます。最高は「３０」。ランクが上がるとＨＰや「デモンゲージ」が上昇し、また特定のランクで「デモンスキル」を習得します。オープンデモンやデモンスキルを使用したほうが上がりやすくなるようです。

デモンの強さ

ＨＰはランクが影響しますが、攻撃力や防御力などの強さは「主人公の強さ」が影響します。基礎的な強さは全般的に攻撃力はかなり高め、防御力は並といったくらい。

デモンスキル

各クラスと同じくアクティブとパッシブがあり、特にパッシブのほうは各特性値の上昇を中心にかなり効果が大きく、どのデモンを連れているかで戦術が変わる場合もあります。そのほか、隠し扉の発見やダメージ床・壁の無効化など探索面で便利なものも。

オープンデモン

デモンを戦闘に参加させること。主人公のみ行えるコマンドで、同時に出せるのは１体まで。このコマンドを行わなくともデモンが自発的に１ターンだけ参加することもあります。

デモンゲージ

戦闘中のデモンの維持やスキルの使用に必要なもの。「連れているデモンの忠誠ランクの合計＋９」が最大値で、オープンデモン中はターンの最後にデモンのランク？に応じた数値を消費し、パーティーが行動することで回復します。また、「０」になるとオープンデモン中のデモンが「暴走状態」となります。

暴走状態

デモンゲージが「０」になると暴走状態となり、敵味方関係なく攻撃的な行動をします。主人公の「デモンレイジ」で正気を保ったまま暴走させることもできますが、ゲージの消費速度も大きくなります。

戦闘不能

ＨＰが尽きると鍵へ戻り、その戦闘で呼び出せなくなるほか、そのデモンのスキルも使用不可・無効化されます。デモンのＨＰはアイテムや魔法で回復できませんが、ネプトゥヌスの「ヒールシャワー」や、太陽の奇跡の「神の涙」なら対象に含まれます。また、戦闘が終われば自動的に完全回復します。

クローズデモン

デモンを鍵へ戻すこと。一度戻すとその戦闘中で呼び出すことはできなくなりますが、デモンスキルは使用可能です。暴走中のデモンを戻す場合はデモンゲージを「５」消費します。

コメット

冒頭でいきなり暴走状態と戦うことになる最初のデモン。暴走時の殺し文句は「狂犬少女」。

最初に加入するデモンということで、序盤しばらくは無条件でお世話になるでしょう。戦闘時は回復や補助の魔法を中心に使用し、特に序盤の「マルチキュア」は非常にありがたい全体回復ですが、ＨＰの減っていないキャラにキュアをするような無意味な行動も普通にあります。
ある程度デモンが揃ってくると、以降はもうダンジョンの初回探索時に「トゥインクル」があるとスムーズという程度に落ち着くのではないかと。戦闘には不向きなのでボス戦に参戦させる理由はありません。

スキル

マルス

赤の旧市街にいるデモン。暴走時の殺し文句は「竜牙暴走」。

攻撃特化で頼れるデモンの１人。何より「竜人の加護」の効果から、加入以降は特別な理由がない限りスロットの１つを埋めることになるでしょう。戦闘でもチェーンソーの連続攻撃や１列攻撃の威力が高く、特に中盤頃には桁が異なるダメージを繰り出してボスを瞬殺してくれることもあります。
反面、防御はからきしで、終盤になるとザコ相手でさえ１ターンで沈んでしまうこともしばしば。「竜人の加護」を保つためにも、余程の状況でない限り出さないのが無難です。

スキル

クロノス

奴隷墓地にいるデモン。暴走時の殺し文句は「矛盾超越」。どっせい。

マルスとは対照的な防御特化の特性を持ちます。何より「アイアンフット」の効果からダメージ床のあるダンジョンでは参加必須。そうでなくても「鉄人の加護」は普通にありがたい効果です。
戦闘は攻撃面では期待できませんが、防御性能と抜けて膨大なＨＰが終盤のソルゲイズのガード役に最適です。特に最終局面にもなると、１ターンを余裕を持って耐えられるのはこのクロノスくらいのもの。

スキル

ヘルメス

星樹のとばりにいるデモン。暴走時の殺し文句は「風刃乱舞」。

スキルは全般的に必須ではないけれどあれば嬉しいというもの。特に後半のダンジョンの初進入時は敵の先制で半壊させられることもあり、「翼人の加護」は結構な保険になります。
戦闘でも「ウインドアクト」のこの消費量で確実な先手が取れるのは非常に大きく、仲間の死亡時や補助魔法が切れたときなどの建て直しに重宝します。余裕のない相手との戦闘ほど役立つ印象です。

スキル

ネプトゥヌス

青の旧市街にいるデモン。暴走時の殺し文句は「爆薬乱射」。

ＨＰと回復に特化したデモンで、パーティーがタフになるのはもちろん、「ヒールシャワー」はデモンも対象に含まれるため、クロノスと合わせれば絶大な耐久力を発揮します。長期戦に好相性。

スキル

ユピテル

グリモダールにいるデモン。暴走時の殺し文句は「雷鳴凶鬼」。

大きな棍棒を持つ通り、マルスと同等以上の強力な攻撃性能を誇りますが、「雷人の加護」で防げるダメージ壁は丁寧に進めば問題ないし、「エレキバインド」は逃げられて困る敵もそうはいないし、命中率を上げるならヘルメスのほうを連れて行くしで、正直連れて行く理由が弱いです。マルス並みの攻撃性能で手伝って欲しいけれど、もしマルスがやられたら攻撃力が下がるから困る…などといった場面でしょうか。

スキル

ヴィーナス

地下牢獄にいるデモン。暴走時の殺し文句は「金輝美帝」。

目玉の「黄金の加護」は、元の入手量が少ないお金はともかく経験値に対しては結構な増加が見込めます。ボスに挑むとき以外は極力連れて行きたいところ。「ゴールデンシェル」もそれなりの効果ですが、魔法と特殊攻撃だけが強烈なボスというもの記憶にないので、そんなに使用することはないかもしれません。

スキル

アストロ

無限坑道にいるデモン。暴走時の殺し文句は「魔砲全壊」。

スキルはほぼウィザード向けの内容であり、ほかを差し置いてまで使用することはあまりないでしょうか。ただ、もしウィザードが複数人いるような個性的パーティーの場合、この「マジックバースト」とプルトの「悪魔の加護」も併用し、ファストキャストでのクアッドボルトの連発は結構な破壊力かもしれません。

スキル

ウラヌス

王のエデンにいるデモン。暴走時の殺し文句は「暴槍天使」。

このあたりになるとさすがにパッシブスキルにネタ切れ感があり、また「光のヴェール」も同じ効果の神の盾が気軽に使えるレベルで拾えるため、ほかの何かしらに特化したデモンを差し置いてまで使用することはあまりないかもしれません。総合的な戦闘能力は高そうですが。

スキル

プルト

奴隷墓地の古王の廟堂にいるデモン。暴走時の殺し文句は「告死魔女」。

スキルはウラヌスと対になっている感じで、攻撃面に恩恵が得られるぶん、アストロの項でも述べた通りウィザードが主力のパーティーでは効果を発揮できそうではあります。

スキル

エリス

黒い檻にいる隠し的デモン。暴走時の殺し文句は「真・明鏡止水」。

クリア後に得られるデモンなだけあって、まず「大地の加護」が最終段階のトレハン用に、このためだけに連れ出すレベルで有用です。「月光の矢」はこちらが使うにはデメリットのほうが大きいですが、「太陽の奇跡」も奥の手として重宝します。特に強敵相手では毎ターン三択の効果を確認したいところです。

スキル