リュナン軍 ‐ ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記

リュナン(ナイトロード)

本作主人公の一人。グラムド大公の息子。16歳。
初期設定で髪色が青かった話は有名です。髪色が変わったせいでFEの某スピンオフ作品の主人公に似てしまい、頼りない印象を受けるかもしれませんが、実際は開始の時点で帝国を相手に約1年間を戦い抜いた勇将であり、各諸侯への態度も堂々とした正統派な主人公と言えます。ただし、女性に対しては朴念仁。
ユニットとしては、成長率や転職ボーナスはそこそこも、その立場上ホームズ隊で吟味して育てられないのが不安点。もしヘタれた場合は迷わずドーピングアイテムを投入しましょう。

クライス(ルークナイト)

リュナン直属のラゼリアの騎士。リィナの兄。
色こそ異なるものの、FEの伝統でもある赤と緑の騎士の赤のほうと言えます。伝統の通り実直な性格で、惚れたレティーナに対しても一本気を貫く好感の持てるキャラ。
しかし成長率は高くなく、また転職先が上限値の低いコマンドナイトということで、終盤の屋外戦で戦力とするには少々頼りないものがあります。レティーナを仲間にするつもりなら、最低限コンドル軍団に渡り合える強さは確保したいところです。

アーキス(ルークナイト)

リュナン直属のラゼリアの騎士。
こちらは色のまんま緑を担当。歴代に多い軟派な性格ながら、戦死した仲間100人以上の名前を覚えているという意外な一面も持ちます。クライスの妹のリィナが許婚。
戦力としてはクライスと同じく微妙な成長率と、何よりクラスのせいで使えない部類になってしまいます。コマンドナイトは馬から降りても能力が下がらないのが利点ですが、それでも純粋な歩兵には敵いません。

ガロ(かいぞく)

ホームズの部下の海賊。
物騒な風貌を持ちつつも、過去に命がけでジュリアを助けており、ホームズに信頼される通りの人物と言えます。久々にドバーッと血が見てえ。
いわゆる序盤の救済ユニットかと思いきや、成長率はクライス&アーキスより高く、またレベル28から立て続けに4つのスキルを習得するという、意外な成長傾向をしています。とはいえ、ステータスの上限的に終盤の起用はさすがに厳しめ。

サーシャ(プリンセス)

ウエルトの王女様。ロファールとリーザの娘。
青髪のペガサスナイト、最初のマップで追われて登場、さらにはパッケージ等に堂々と載っていたりとこの上ないほどのヒロイン力を見せるものの、実際は主要キャラの一歩手前ぐらいの立ち位置という、これはこれで新鮮な設定に感じます。編成次第ではホームズの異父妹であることが明らかに。
成長率も並ですが、これは唯一二度のクラスチェンジが可能な点を考慮すれば妥当です。☆天馬の笛の使用はレベル10で「素質」を習得してから。

ケイト(レディナイト)

ウエルトの女騎士。
サーシャのお目付け役とも言える実直な女性。しかし、あろうことかガーゼルのスパイであるジークに心を許してしまい、味方の中ではかなりの不幸キャラとなってしまいます。自身でジークにとどめを刺せば幾らかは報われるかも。
剣と弓が使える一見お得なクラスと思わせつつ、実際は微妙な成長率と上限値の低さで器用貧乏に陥りがちです。ジークがいると終盤にNPC状態で敵に囲まれるため、特に第3編成でホームズ隊に入れる場合は最低限の耐久力を確保しておきましょう。

リー(しさい)

ヴェルジェの神官様。
ヴェルジェの選択志願兵の一人。☆まもりの杖のイベントからプラムと面識があることがわかります。それ以外の人間関係は…特に見えてきません。
ユニットとしてはガロ以上に序盤の救済ユニット的。支援はプラムのみで、スキルは何も習得しないという、ほぼ☆まもりの杖を得るためだけの存在となっています。それゆえ2回目の選択で加える意味はほとんどありません。

エゼキエル(アクスナイト)

ウェルジェの騎士。レティーナの兄。
ヴェルジェの選択志願兵の一人。兵士の仕事に誇りを持っており、レティーナと離脱しようとするクライスにも厳しい態度で接します。エレットという美人の奥さん持ち。
通り名の通り、転職後は剣・槍・斧の3種を使いこなし、また戦士系スキルを多く習得するのが特徴です。しかし本作の仕様上、オールラウンダーにそれほど利点はなかったり。クライスとレティーナの離脱を防ぐのが最大のお役目かもしれません。

ナロン(ルークナイト)

ウェルジェの見習い騎士。
ヴェルジェの選択志願兵の一人。これまた相関図的に孤立気味のキャラですが、父親はカナンの将軍らしく、そのクラスからエルンストの子という可能性を持ちます。
ユニットとしては本作屈指の晩成型。初期値も成長率も高くはないものの、圧倒的な転職ボーナスと上限値の高さできちんと育てれば最強ユニットの一人となります。転職後かつ騎乗時のレベル12でのみ「烈風の技」を習得しますが、レベルアップの機会を優先したほうがいいでしょう。単騎性能と支援のなさから「強盗」を習得させるという手もあります。

ルカ(ゆみせんし)

グラムの弓戦士。ラケルの弟。
ヴェルジェの選択志願兵の一人。サーシャに好意を持ちますがうまく接することができず、逆に避けられていると思われてしまう内気な思春期少年。
序盤のユニットの中ではそこそこの成長率を持ちますが、ナロンやライネルには到底敵わず、ラケルとの特殊イベントも正直デメリットのほうが多いと、恐らく最も選ばれないユニットかもしれません。

ラフィン(コマンドナイト)

ヴェルジェの騎士。
元はバージェの騎士で、滅亡したためヴェルジェに亡命し、父の友人であるマーロン伯の養子として育てられています。義妹のエステルに好意を寄せられる一方、シャロンとは元恋人のような仲であり、またソフィアのレシエ公女とも距離の近そうな会話を展開したりと、無愛想な割には女っ気の多いキャラ。愛竜の名前は「ガルダ」。
ユニットとしても、上級職での登場にもかかわらず成長率が高く、何より展開次第ではさらにドラゴンナイトへのクラスチェンジが用意されているなど、かなりの恵まれっぷりを発揮します。最初から最後まで主力でいられる数少ないユニットの一人。

エステル(ルークナイト)

ヴェルジェの騎士。マーロン伯の実娘。
義兄のラフィンに義兄以上の感情を持ち、わがままな態度で困らせます。可愛らしい見た目に反して気は強め。ちなみにロファールと一緒に遠征した兄がいるようですが、合流後も登場しないことから恐らく戦死したと思われます。
初期能力の低さから早々に2軍落ちし、場合によってはリグリア砦の道具屋にされてしまいがち。しかし、転職先がパラディンなのと、何より「死生の技」と「疾風の技」の両方を覚えるのが素晴らしく、HPを減らしてピラムやジャベリンを持たせておけば「地雷」としての活用もできるユニットです。「素質」の習得がせめてもう少し早ければまた違ったと思うのですが。

バーツ(おのせんし)

トーラス村の斧戦士。
斧使いとして伝統ある名前です。ちなみに父親の名前もダロスと言います。妹のプラムと血は繋がっておらず、場合によっては少女漫画な展開になることも。
ユニットとしては、正直名前負けと言わざるを得ない成長率で、サムソンに勝るのは支援面くらいしかありません。斧使いが別にもう一人欲しければ。

エンテ(シスター)

リュナン軍のヒロインである水の巫女。16歳。
その正体はリーヴェ王国の王女であり、本当の名前はユグド文字で「海鳥のカモメ」を意味する「メーヴェ」。聖痕を持つことで生まれて間もなく幽閉されたり、グエンカオスに操られてノルゼリアの街を焼かされたりとかなり壮絶な過去を持ちます。オイゲンからは「60年生きてきた中で一番の美人」と評されますが、グラフィックの変更の影響か後半に披露する王族衣装がびっくりするほど似合わないのも特徴です。
ユニットとしては成長率やスキルどうこうよりも、とりあえず不意の攻撃に耐えうる耐久力や回避値を確保できればいいのではないかと。安全地帯からとおいやしの杖を振っているのが無難です。

ジュリア(けんし)

イルの村の女剣士。シゲンの義妹でヨーダの実娘。
ラゼリアで警備中、母親を殺害したレンツェンに罪を着せられ、ヴェガに命を狙われることになります。こちらも義兄のシゲンと少女漫画なEDあり。
成長率はそこそこも、「連続の技」「飛竜の技」「竜聖の技」と優秀なスキルが揃っており、マスターソードでも持たせればザコ敵を討ち漏らすことはまずありません。☆ルクードはほかのユニットに譲ってあげましょう。

プラム(しんかん)

トーラス村の神官。レオンハートの娘でバーツの義妹。15歳。
登場時はただの村娘でありながら、母親譲りの踊りの才を開花させ、さらに形見の鏡によって太守の娘であることがわかるなど、本作随一のシンデレラガールとなります。
何よりもスキル「おどる」が重宝する本作のキーユニットの一人。スキル自体に熟練度の概念があるので、通り名が変わるまでとにかく無駄に踊りまくりましょう。このような重要スキルの習得が若干隠し的なのはトラキアレベルの性悪さを感じます。

マーテル(ペガサスナイト)

サリアの天馬騎士。クラリスの娘でヴェーヌの妹でフラウの姉。
例に漏れずしっかり者なペガサス三姉妹の次女。従兄のリシュエルとは良い感じの仲のようで、エンディングでは神官服を着る可能性も言及されています。似合うような似合わないような。ちなみに愛馬の名前は「アイビス」。
最初に加入する飛行ユニットということで、例に漏れずお役目は多くなります。また明言こそないものの、三姉妹恒例のトライアングルアタック的な性能は健在です。ただし、使用可能になるのは最速でMAP35から。

ラケル(ボウマスター)

グラムの森の猟師。ルカの姉。
天才的な弓の腕前を持ちながら「人間は殺さない」という信条の持ち主で、それがまた技巧の高さを伺わせます。ロジャーに好意があるのは意外な一面。
その信条の通り、人間相手には「必ずHPを1残す」という特性を持ちます。ルカとのイベントでその特性を消すことができますが、弱いユニットの育成やメルヘンの手助けになるのと、何よりルカが死亡してしまうため、わざわざ消すこともないでしょう。ちなみにモンスターや闘技場の相手なら普通に撃破できます。

ヴェガ(けんし)

シュラムの里の傭兵。
通り名の通りどこか機械的な冷たさを持つ凄腕剣士。レンツェンの依頼によりジュリアを追う一方で、彼に恋人を殺されたクリシーヌから命を狙われますが、その恋人は実はヴェガ自身の親友でもあったという映画的な事実がEDで明らかになります。
ユニットとしては専用武器の☆シュラムの性能がなかなかエグく、この武器を惜しみなく使うか温存するかで使いやすさが変わってきます。ダメージ1/2の効果は間接攻撃を食らうだけなら回数は減りません。

ジーク(ダークナイト)

ガーゼル教団の騎士。カルラの弟。
水の巫女であるエンテを見張るため、リュナンら一行に取り付いてきます。ケイトに心を許しかけるも、第2編成で完全離脱。過去に壮絶な慮囚生活を送っており、カルラの話を整理すると年齢は32歳ぐらいになるでしょうか。また、直接の絡みはほとんどありませんが、シゲンの叔父ということにもなります。
豊富なスキルと総合2位の成長率で、あっという間に終盤レベルの強ユニットへ成長します。ユニットを極力ホームズ隊で育てたい場合は、第2編成までリュナン軍の主力として大いに利用させてもらいましょう。

マルジュ(まどうし)

マルス神殿の魔道士。アフリードとシルフィーゼの息子でメルの弟。15歳。
難しいお年頃のようで、エンテに頼られないことに苛立ちつつ、周囲に辛辣な態度を振り撒きます。メリエルに「魔道書を誇ってどうする?」と諭す一方で、自分は母親に強力な魔道書をねだる矛盾した一面も。
専用魔法の☆ヴンダーガストを持つことから加入時こそ恵まれて見えますが、ほかの魔道士たちが揃いも揃ってそれより強力な専用魔法を持つため、相対的に価値が押し下げられてしまう不遇なユニットと言えます。スキルの習得的に転職はレベル19で行うのがベスト。

メル(トルバドール)

元マルス神殿の神官。アフリードとシルフィーゼの娘でマルジュの姉。
ロジャーに惚れ、ほぼ駆け落ちのかたちで神殿を飛び出します。この2人を別々の部隊に編成すると、勝手に一緒になってしまうという若干イラッとする仕様あり。
一応、移動力の上がるユニットの一人ですが、確率は低く、また上がったところで役割的にあまり意味はありません。ちなみに本作のトルバドールは敵味方含めて彼女のみ。一応、体験版には存在します。

ノートン(アーマーナイト)

ウエルトの重騎士。
敵顔…とはまでは言いませんが、間違っても味方側には見えない風貌から、完全初見プレイでの加入難易度は高そうです。しかし、部下の人気は高い模様。ケイトにやや好意あり?
最初に加入するアーマー系で、転職後は唯一のアイアンナイトとなります。決して弱くはないのに、同系統のビルフォードが優秀なのと、彼に移動力を上げられたら勝る点がなくなってしまうのが痛いところ。

トムス(ウッドシューター)

ロトの村の猟師。
バーツとはシューターの中にいても匂いで存在を感付かれるという怪しい間柄。村には多くの兄弟がいる模様です。プラムにやや好意あり?
本作ではかなりの特殊クラスとなるウッドシューターの一人。特にクインクレインなどの長射程弓の仕様が面白く、もし防衛戦的なマップがあったら活躍できたかもしれません。

ロジャー(パラディン)

ウエルトの聖騎士。
メルの恋人にして、女性には攻撃をしかけてないフェミニストでもあります。マーロン伯には「ウエルトの宝」とまで言われることも。編成時は必ずメルと同じ部隊に。
上級職組かつ成長率も悪い部類ではありますが、「死生の技」と「疾風の技」の組み合わせに「大盾の技」とスキル構成が素晴らしく、レベルアップの吟味とメルの支援を活かせば活躍できないこともありません。

メリエル(まどうし)

水の神殿の魔道士。リシュエルの妹。
ものすごく目立つ色合いをした女の子。本作の魔法属性の仕様上、水の神官家ながら光の力を受け継げぎます。エンテとは従姉妹の間柄。
何よりも全体攻撃の☆オーラレインを使用できるのが最大の特徴でしょうか。「死生の技」も併用すれば反則級の殲滅力を発揮します。この☆オーラレイン入手の関係上ホームズ隊でレベル上げができないのと、聖魔法の熟練度を上げにくいのが難点です。スキルは「死生の技」と「風水の技」が実質選択。

ナルサス(とうぞく)

シーライオンの盗賊。
ホームズをうさんくさくしたようなグラフィックで、初期構想を考慮すると恐らくチェイニーの変更版と思われます。物語の根幹には関わらないながら、それでも多くの要素に絡んでくるキーキャラクターの一人。
ユニットとしては、変身後のステータスがナルサス基準のため、使用するとしたら戦力としてよりも「カリスマ」や「ワープ」などの兵種スキル目当てになるでしょうか。

シャロン(レディナイト)

元バージェの騎士。
ビルフォードに「お嬢様」と呼ばれることから、バージェの中でも身分があったと思われます。ラフィンとは5年前にとある「約束」をした間柄ではあるものの、その時点では果たされず、裏切られたと思い髪を切ったとのこと。
ビルフォードが歯が立たないというのはさすがに過大評価ですが、ケイトと同じ器用貧乏クラスでありながら、成長率は悪くなく、またスキル「突撃」と間接攻撃の相性でなかなか使えます。

ビルフォード(アーマーナイト)

シャロンに付き従う重騎士。
バージェが滅びて家臣が離散する中、唯一シャロンの元に残った忠臣です。シャロンに対しては忠義以上の感情がありそうですが、それを表に出さないのもまた忠義。
成長率は総合6位タイという完全にノートンの上位互換。何より最大の欠点である移動力を成長で補うことができるため、ホームズ隊で丁寧に鍛えれば最速で敵陣に突っ込める最強ユニットの一角になれます。

ミンツ(ブラックナイト)

元カナン黒騎士団の一員。ハガルの兄。
エルンストやシルヴァと面識があり、それなりに名の通った実力者と思われます。ひょんなことからレニーを助け、親子ほど年の離れた彼女に好意を持たれることに。個人的にキングダムの騰将軍と被ります。
初めから上級職、成長率は並、スキルは2つのみにもかかわらず、そのスキルが「死生の技」「突撃」とツボを押さえており、意外に第一線で使っていけます。突撃は兵種スキルですが、徒歩でレベル20になれば個人スキルとしても習得します。

レニー(ゆみせんし)

セルバの弓戦士。
すごい髪型と挑発的な眼をした女の子。パブロフに火あぶりにされるところをミンツに助けられ、彼に好意を持ちます。展開次第では唐突にバーツとくっつくことも。
ユニットとしては総合5位の高成長率で、育てやすさと移動力の上がりやすさを考慮するなら、ビルフォード以上に最強ユニットの素質があると言えます。第2編成後のホームズ隊で大事に育てたい。

シロウ(ホースメン)

レオンハートの部下の弓騎兵。
実直を絵に描いたような地味なグラフィックと、加入時ぐらいしか会話に登場しない影の薄さが特徴です。これはこれでキャラが立っていると言えなくもありません。
成長率は意外に優秀で、マムルークの上限値もアローナイトより高くと、意外に侮れません。「突撃」を持つシャロン以上の使い勝手を出せるかどうか。ただし、徒歩時は弓しか使えなくなる点に注意。

ロファール(キングスナイト)

ウエルトの王様。サーシャの父。
リュナンの父やホームズの父と共に「6英雄」に数えられる一人。しかし、バルト会戦での敗北から責任を感じ、後進に時代を譲ろうと考え始めています。妻の前夫との子供を後継者にと考える器の大きな人。
ユニットとしては基本的に成長の望めないタイプでありながら、スキルがかなり優秀なのと、何よりゴールドナイトと並んで上限値の高いキングスナイトなだけに、聖書とスーパープルフを用いてホームズ隊で吟味を重ねれば、ナロンと並ぶ最強ユニットになれる可能性はあります。ドーピング類をつぎ込むのも。

リベカ(しんかん)

アルカナの少女。
アルカナとはアルカナ砂漠にあるされる伝説の街とのことでですが、本作にて詳細が語られることはありません。グラフィックは若干エンテと被り気味。
本作唯一の二者択一であり、レティーナの加入条件が複雑なことから、初回プレイではまず彼女を迎えることになるでしょう。逆に言えば、レティーナの条件を知る人には滅多に会えないユニットかもしれません。また出自が特殊なせいか、誰とも支援がない唯一のユニットでもあります。

レティーナ(しんかん)

ウェルジェの街娘。エゼキエルの妹。
グラフィックではわかり辛いですが盲目であり、心を閉ざし気味にエゼキエル夫妻と一緒に暮らしています。クライスを一人で追っていくのはいくらなんでも無茶しすぎ。
加入条件が非常に難しいうえ、エゼキエルがないと離脱してしまうという、初回プレイではまずまともに扱えないほぼ隠しユニットとなっています。しかし、専用の☆ちんもくの杖の性能と、出撃するだけで「味方全員の回避+10」という特性はその苦労に見合うと言えます。

リィナ(ルークナイト)

ラゼリアの新米騎士。クライスの妹。14歳。
髪色から混同しがちですが、アーキスではなくクライスの妹で、アーキスとは許婚の間柄です。グラフィック的に初期構想ではペガサスナイトだったのかも?
成長率は総合4位の有望株。しかし、加入の遅さからホームズ隊で育てるには☆ダクリュオンを使わねばならず、それが嫌なら無限増援を利用するために「初陣が帝国との総力戦」というすごい状況になります。レニーと同じく移動力がよく上がるので、ある程度からのレベルアップは馬から降りるのを忘れずに。

ハガル(ウッドシューター)

カナンのパンツァー。ミンツの弟。
今のご時勢「パンツァー」という通り名だけでもからかわれてしまいそうなのに、なぜか名前まで通り名に含まれてしまい、逃げ場のなさを感じさせます。
遅すぎる加入タイミングとクラスからまず育てる気にならないと思いますが、成長率は総合6位タイの好成績であり、「素質」と無限増援で上限レベルまで上げることも難しくありません。クインクレインなどの長射程弓が余っているなら活用してみるのも一興です。

ヴェーヌ(ペガサスナイト)

サリアの天馬騎士。クラリスの娘でマーテルとフラウの姉。
ネイファを護衛するため、セネト率いる一隊に身を置いています。ノルゼリアの和睦交渉の案内としてリュナンの前に登場し、そのままリュナン軍へ加わることに。
この加入時期から、さすがに無限増援のような稼ぎポイントもなく、本人の戦力にはそれほど期待はできません。ただ、マーテルとフラウが育っているなら、いよいよ発動できるトライアングルアタック?のために出撃させる価値はあるかもしれません。

セネト(プリンス)

カナンの王子。ネイファの兄。16歳。
カナンのアーレス王子の遺児で、過去の事件にて死亡したとされていたところ、実は乳母の手によって生き延び、エリアルで素性を伏せられて育てられたという、リュナンやホームズよりもよほど主人公な設定を持ちます。初期構想から削られてしまった故の結果なのだと思いますが、このような王道的キャラクターの描写が少ないのが逆に新鮮に感じます。ややシスコンの気質あり。
ユニットとしてはMAP21の時点でほぼ完成済み。そのうえ総合3位の高成長率なので、対戦のために更なる上積みを求めるならステラの剣も用いて制限ターンいっぱいまで経験値を稼ぎたいところです。

アフリード(けんじゃ)

レダの賢者。シルフィーゼの夫でメルとマルジュの父。
義父と同じく「6賢者」に数えられる一人。クラニオンとの戦いで瀕死の重傷を負ったところ、エリシャの母ニーナの10年に渡る献身的な介護によって持ち直します。
最終マップでは戦力というよりも、特に初回プレイでは「ワープ」を活かしたカギ開けを担当することになりそう。レベルは35とさすがにほぼ育ちきっています。

ティーエ(レダプリンセス)

レダの王女。16歳。
聖竜の巫女の中で唯一戦闘能力を持つ王女様。神々しいグラフィックでマールでの初登場の時点から存在感があり、最終マップの一幕はもうセネト以上に主人公な活躍を披露します。神官服との2種のグラフィックを持つのも珍しいパターンです。
セネトと同じくMAP21の時点でほぼ完成されており、それでいて成長率は総合1位という神々しいユニット。魔力25は賢者や聖女でも到達できない数値です。

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