味方ユニット ‐ ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣

マルス(ロード)

アリティアの王子。
今作では意志の強さを感じさせる顔つきになり、また新規加入者などとの会話の節々に後の英雄王らしい器の大きさが表現されています。相変わらずクラスチェンジこそないものの、レベル上限が30に上昇したお陰でまとまった強さになれると思います。

アベル(ソシアルナイト)

アリティアの騎士。
序章で多少の出番が増えた程度。立ち位置に主だった変化はありません。

フレイ(ソシアルナイト)

新キャラクターその1。アリティアの騎士。
アゴ髭がセクシーなラテン系のキャラクター。テンプルナイツではどのような立ち位置なのでしょう。
もはや愛着高い初期メンバーの中に置かれた唯一の新キャラということで、序章の囮に選ばれる可能性が最も高い、というかそのために用意されたまである可哀想なキャラだと思います。しかし、成長率はアベルカインと同等以上。むしろ過去作の経験者こそ使ってみてはいかがでしょうか。

ジェイガン(パラディン)

アリティアの騎士隊長。
成長率が「本人+クラス」の構成になったことで「育たないわけでもない」成長力になっています。兵種変更でドラゴンナイトにして買物などの支援係に転じる手も。

カイン(ソシアルナイト)

アリティアの騎士。
登場時の「いずこにおわす!」という古風な台詞で結構なインパクトを放ちます。

ゴードン(アーチャー)

アリティアの弓兵。
今作では序章で加入イベントが追加され、結構な恐怖体験をします。

ドーガ(アーマーナイト)

アリティアの重騎士。
アリティア勢の中では実質序章不参加ではありますが、ジェイガンが没している場合は序章のラストや1章の冒頭で代役を担当するなど、どこか風格が備わりました。

ノルン(アーチャー)

新キャラクターその2。女性の志願兵。
序章のクリア時、囮以外に最低1人の死亡者がいるとドーガと一緒に登場します。
ユニットとしては弓兵に重要な速さの成長率が良く、はっきり言ってゴードンよりも使いやすいです。オームを考慮するなら実質犠牲者なしで加えられる新キャラでもあります。

シーダ(ペガサスナイト)

タリスの王女。
今回のキャラデザ変更で美人に、同時に性格が悪そうにもなりました。エンディングのやりとりも改悪されたせいで、最後の「もちろん、よろこんで……」の場面では「計画通り」感が滲み出ています。

リフ(僧侶)

復帰キャラクターその1。タリスの僧侶。
加入時の台詞に反し、本作では4章から兵種変更で戦わせることも可能です。

オグマ(傭兵)

タリスの傭兵。
シーダとの会話が追加された程度で基本的な立ち位置は変わらず。

バーツ(戦士)

タリスの戦士。
上級職のウォーリアーと神器級の武器オートクレールの登場で、一気にほかの戦闘職と肩を並べるまでになりました。が、兵種変更の存在でそれらの感激が薄められてしまうのがなんとも残念。

サジ(戦士)

タリスの戦士。
バーツとほぼ同様です。

マジ(戦士)

タリスの戦士。
バーツとほぼ同様です。

ダロス(海賊)

復帰キャラクターその2。タリスの海賊。
こちらもバーサーカーへのクラスチェンジが実装されましたが、兵種変更で感動が薄まる点も同じです。もし唯一のバーサーカーだったら必殺率の補正もあり、面白い存在になれたと思うのですが。

カシム(ハンター)

タリスの猟師。
同系統であるハーディンズの2名が意味不明な高成長率を与えられているため、彼の場合は兵種変更がある種の逃げ道になっているかもしれません。

ジュリアン(盗賊)

サムシアンの盗賊。
兵種変更の煽りを受けないことで、相変わらず重要な立ち位置となっています。

レナ(シスター)

マケドニアのシスター。マチスの妹。
フードがなくなり、ちょっと雰囲気が大人びました。

ナバール(剣士)

サムシアンの用心棒。
傭兵から剣士となり、オグマとは封印の剣のディークとルトガーの如く特性で分けられました。グラフィックは典型的な長髪剣士の系譜であるとともに、ちょっと中国拳法を使いそうでもあります。

マチス(ソシアルナイト)

マケドニアの騎士。レナの兄。
リメイクのたびに情けない顔になっていく珍しい人。加入後のマルスとの会話ではミシェイルをかなり恐れていることがわかります。

マリク(魔道士)

カダインで修行中の魔道士。
初代作から加入場所がマイナーチェンジしたほか、これまで専用であったエクスカリバーが「優遇」止まりになったり、クラスチェンジが特別仕様でなくなったりと、これまでの贔屓がほぼフラット化されています。

ハーディン(ソシアルナイト)

オレルアンの王弟。
マルスとのそこそこカッコいい会話が追加されたものの、英雄戦争のない本作においてはインパクトも含めて可もなく不可もなくといったところ。

ウルフ(ホースメン)

ハーディンの部下。
引き続き上級職のホースメンが兵種変更と合わさって、特にジェネラルにすることで序盤から強力な壁になることができる、というあたりまでは面白いのですが、それに加えてザガロとともに異常な成長率が与えられたのは、果たしてどんな意図があったのか興味のあるところです。

ザガロ(ホースメン)

ハーディンの部下。
上でも述べた通り、ウルフとともにチキも真っ青の成長率を誇ります。もはや隠れた救済ユニット。

ロシェ(ソシアルナイト)

ハーディンの部下。
今作では上記2人のせいですっかり空気となっています。

ビラク(ソシアルナイト)

ハーディンの部下。
空気になってしまったロシェよりもさらに空気です。

ウェンデル(賢者)

カダインの司祭。クラスは賢者。
説得するまでの思考が好戦的になっており、迂闊に近付くと手痛い魔法が飛んできます。

リカード(盗賊)

ジュリアンの弟分。
やけに真面目な顔つきになり、終盤に裏切りそうな雰囲気すらあります。

アテナ(剣士)

新キャラクターその3。少女剣士。
名前に反した東洋系の見た目と、封印や烈火のサカ族のような喋り方が特徴です。マルスに対して「ばか」と言い放つ貴重なキャラクター。
ユニットとしてはそこまで成長率が良いわけでもなく、それよりはアカネイアで初の女性剣士という点がウリなのかもしれません。兵種変更はともかく初期設定として。

バヌトゥ(マムクート)

マムクートの老人。
従来通りの壊滅的成長率に、兵種変更もできず、火竜石はもう1つ手に入るのでチキに渡すまでもなく高値で売ることもできず、そして裏技で壁になることもできずと、完全にチキの説得専門員なっています。

シーザ(傭兵)

ワーレンの傭兵。
毎回思うのですが、ワーレンでお手伝いをしてくれるのはいいとしても、そのままマルスたちに従軍するのは問題ないのでしょうか。シリーズによっては緑色になりそう。

ラディ(剣士)

ワーレンの傭兵。
こちらは職業が剣士となり、シーザと一応の差別化が計られています。ただ、成長率は並でしかなく、隠れた実力者のアイデンティティーは失ってしまいました。

ロジャー(アーマーナイト)

復帰キャラクターその3。グルニアの重騎士。
復帰とともに、どちらかと言えば残念な方向へイメチェンされました。加入後のマルスとの会話は必見。成長は引き続き幸運が高めです。

ジョルジュ(スナイパー)

アカネイアのスナイパー。
加入が本来の章に戻ったくらいで、立ち位置などに変化はなし。

マリア(シスター)

マケドニアの王女。ミネルバとミシェイルの妹。
今作ではオームが「王女専用」ということで、シーダやミネルバとともに新たに使用可能になっています。

ミネルバ(ドラゴンナイト)

マケドニアの王女。ミシェイルの妹でマリアの姉。
今作では神器級の斧であるオートクレールを携え、7章の段階から結構な威圧感を放ちます。また、その7章でも撤退までの期間が長くなり、三姉妹とともに普通に撃墜が可能になりました。

リンダ(魔道士)

大司祭ミロアの娘。
マリクと同じくオーラが専用から「優遇」止まりになったばかりか、これまで常に上位であった成長率も抑えられてしまっています。

ジェイク(シューター)

復帰キャラクターその4。グルニアの戦車兵。
兵種変更ではなれない貴重なシューターの1人であり、説得の際もまず市場の民家でアンナさんの話を聞いたうえで、シーダを飛行系以外に兵種変更か、ポイントセーブを駆使して攻撃を避けるまで繰り返すなどの手間を要するという、城に居座るに恥じない存在となりました。顔グラも凛々しく変化。

ミディア(パラディン)

アカネイアの騎士。
暗黒竜からはもちろん、紋章の謎と比べてもかなりの風格が出た、というか年齢設定が大幅変更されたレベルで変化しています。暗黒竜の頃の可憐なイメージはどこへ。

トムス(アーマーナイト)

アカネイアの重騎士。ミシェランと双子。
初代作の攻略から当たり前に「双子」と表記していますが、一切の台詞がないキャラだけに双子という確証はなかったります。双子だと思いますが。

ミシェラン(アーマーナイト)

アカネイアの重騎士。トムスと双子。
今作ではやや悪人面になり、例えば序盤に登場する山賊団のボスみたいな風貌になっています。しかし、この2人でニーナ様の両脇を固めるというのも、それはそれで絵になりそう。

トーマス(アーチャー)

アカネイアの弓兵。
思えば暗黒竜ではゴードン、ウルフ、ザガロ、そしてこのトーマスと見事な四ツ子だったのに、すっかり各々の方向で上手にアレンジされたものです(しみじみ)。

ボア(司祭)

アカネイアの司祭。
ミディアやジョルジュを差し置いてアストリアとの会話があったりします。

ホルス(ジェネラル)

新キャラクターその4。アカネイアの重騎士。
領地の住民を守るためドルーアに降り、裏切り者の汚名を被っているイケメンさん。倒さずに制圧という本作では珍しい加入条件となっています。マルスで会話も可能。
ユニットとしてはロレンス級の強さをほこるかわり、成長率はかなり低め。ウルフザガロや兵種変更を縛っているなら出番もあるかもしれません。

ベック(シューター)

復帰キャラクターその5。ディールの戦車兵。
初代作ではジェイクより凛々しい顔をしていたのに、向こうが彼女持ちの設定を活かしてイケメン化した煽りを受けてか、こちらは間の抜けた表情になってしまいました。
シューターが長射程になったことでワープを用いなくとも加入直後から活躍可能になったと思いきや、肝心のサンダーボルトの耐久が10発に激減したのが痛いところ。完全一品物という点もそのままです。

アストリア(勇者)

アカネイアの剣士。
本来の加入マップが復活したことで、再びシューター軍団の中に放り込まれました。

パオラ(ペガサスナイト)

マケドニアの天馬騎士。三姉妹の長女。
今作は妹たちの成長率でちょっとした変化がありますが、パオラさんには特に関係のない話です。

カチュア(ペガサスナイト)

マケドニアの天馬騎士。三姉妹の次女。
今作はついに成長率合計で妹を上回り、また憎きシーダも突き放しました。

アラン(パラディン)

訳あってアリティアに住む元騎士隊長。
肩のトゲトゲのせいか世紀末にヒャッハーしてそうな風貌になっています。

サムソン(勇者)

訳あってアリティアに住む元剣闘士。
この2人、どんな理由でアリティアにいるのか知りませんが、その土地の王子に対し「こんなところ」発言はなかなかすごいもんだと思います。

チェイニー(コマンド)

遠い国から来た男。
本作においては正体不明の変な奴でしかないと思いきや、チキとの会話が用意されていたりします。変身能力はバグの頻度が高いので使用しないのが無難です。

エッツェル(ソーサラー)

新キャラクターその5。流れ者のソーサラー。
グラの裏切りが原因で妻のアーシェラを亡くしており、形見の指輪を質にされて敵として登場します。ホルスと同じく倒さずに制圧が加入条件。
味方では唯一のダークマージ系なのに、兵種変更のせいでそんな希少性に意味がないのはほかのユニットでも述べている通りです。とはいえ、専用の闇魔法があるわけでもありません。

エスト(ペガサスナイト)

マケドニアの天馬騎士。三姉妹の末子。
これまで三姉妹で最も高い成長率を持ち総合でも上位の常連だったはずが、今作ではカチュアに追い越されたばかりか、総合でもトップ10にすら入れないという屈辱を受けています。

チキ(マムクート)

神竜ナーガの一族の生き残りの少女。
初代作に比べて竜石が有限になったものの、2つの火竜石が手に入るお陰で封印のファや聖魔のミルラよりも気軽に使用できるのは嬉しいところです。ガーネフに術をかけられている絵がかわいい。

ロレンス(ジェネラル)

グルニアの将軍。
今作ではカミュに代わって20章の城を守り、またマルスでも説得可能になっています。

ユミル(ウォーリアー)

新キャラクターその6。グルニアの大男。
グルニアの残存兵に騙されて人質になった人々を守るため奮闘しています。マルスで話すと退却し、制圧後に仲間になるというこれまた珍しい加入パターン。
ユニットとしては、大男ということでHPは高いものの、ほかは軒並み並レベルで、成長率も低めです。最も多くの犠牲を必要とする外伝の加入キャラだけに、何かもうワンパンチが欲しかった。

エリス(シスター)

アリティアの王女。マルスの姉。
本作ではオームを所持しておらず、24章の宝箱から入手することになります。個人的にあの宝箱にオームが入っているのはかなりしっくりくる変更です。

ガトー(賢者)

復帰キャラクターその6。白の賢者。
レアなトロンやウォームを所持している高名な賢者様。魔力は11。

ナギ(マムクート)

新キャラクターその7。神竜族の女性。
ガトー様の裏技によって送られる閉ざされた空間「異界の塔」で眠っています。見た目はまんま大人になったチキで、成長率もまったく同じ数値なのに、結局のところ正体や関連については明言がありません。ちなみにメディウスと戦わせるとメディウスのほうが正体を知っている風な台詞を吐いたりします。
ユニットとしては普通にチキの初期レベルが上がった感じ。もちろん、成長率的に同レベルまで育てたチキのほうが強くなります。ノルンと同じくオーム前提なら実質犠牲者なしで加えることも可能です。