基本情報 ‐ ポポローグ
作品概要
ポポロクロイスシリーズの外伝的作品。
タイトルは「ポポロクロイス+ローグライク」の意とされていますが、実際はローグライク風味のRPGといったところです。前作よりも多種多様な傭兵を仲間にできるのが特徴であるかわり、前作のメインメンバーであったナルシア、白騎士、ガミガミ魔王は登場はするものの、今作では仲間にはなりません。
基本事項
- セーブデータは15ヶ所 (1つ1ブロック)
- セーブは宿屋か回復の球(緑)で可能
- 移動中「X/L1/R1ボタン」でダッシュ
- 武器を外すことはできない
- アイテム所持は各「9個」まで。種類数の制限はなし
- アイテムの売値は買値の半額。少数点以下は切り捨て
- 戦闘は簡易シミュレーション形式
- 属性ダメージは数値の上に属性名が英語で表示される
- ナレーションは内田りりこさん
ピエトロ手帳
開始時から同名のアイテムを所持しており、移動中「□ボタン」で下記のメニューが開きます。
- ステータス帳
- 最初から利用可能。待機中の傭兵も含めて全員のステータス、装備、習得済みの魔法と必殺技が確認できます。魔法と必殺技は「○/○」の表示もあり、習得可能なもののうちの幾つを習得済みかもわかります。
- モンスター図鑑
- 最初から利用可能。詳細はモンスター図鑑をご覧ください。
- アイテム帳
- トンクウの釣りをしている子供からもらうことで利用可能に。アイテム各種の入手度が「○/○」形式で表示されます。詳細は各アイテムのページをご覧ください。
- ピエトロ日記
- 特定のイベントがピエトロ目線で発生順に記録されるもの。日数は実際の宿泊回数(イベント含む)によって増加します。メインストーリーはもちろん、サブイベントやちょっとした会話も対象になっていることがあり、またアイテム帳のように「○/○」表示もないため、コンプリートは極めて困難と思われます。当攻略でもできるだけ触れてはいますが、コンプリートには拘っておりません。
- 魔法の地図
- 序盤にギルダからもらうことで利用可能に。全体マップを見ることができます。
- 夢幻フィールド帳
- トンクウの釣りをしている子供からもらうことで利用可能に。全20の夢幻フィールドの探検率(踏破率)が確認できます。すべてを100%にするには幾つかの注意点あり。
- コンフィグ
- 最初から利用可能。メッセージ速度など5項目が変更できます。
夢幻フィールド
本作のダンジョンにあたるもの。入るたびに構造が変化しますが、段階さえ同じならマップの数、階層、進行方向などの根本部分は変わりません。段階は、主にメインストーリーの節目や大きめのサブイベントのあとに更新され、大抵はその内容が伝言板にも記載されます。
マップのマーク
- 矢印
- マップの移動ポイントを表します。向きが上下のものは階段、横のものは平行移動、色は紺色が未侵入、水色が侵入済み、黄色は出入口を表します。また、この矢印だけは踏破済みの領域でないと表示されません。
- 白三角
- 各種の扉、竜の球/玉、回復の球、立て札、スタンプ台、ワープなどのギミックを表します。
- 赤三角
- モンスターを表します。大小を繰り返すものはこちらを追ってきている状態です。
- 緑三角
- 各種の宝箱を表します。取得済みの固定宝箱(空箱)も含みます。
魔法「ホーリーマップ」で表示されるマップのマークの詳細は上記の通り。魔法の使用後でも「セレクト」でマップの表示・非表示を切り替えられます。
扉
竜の球/玉
夢幻フィールドのギミックの1つ。赤く光っている「竜の球」と、それよりも小さめで光っていない「竜の玉」の2種が存在し、基本的に「球」は付近の光の扉を、「玉」は付近の色付き扉を開けます。ただし、「玉」のほうはダミーの場合があり、下記のいずれかの効果が発生します。
- 味方全員がダメージを受ける
- 現マップの全モンスターが見えなくなる
- 現マップの全モンスターが追ってくる
- 現マップの全モンスターが逃げ出す
- 現マップの全モンスターが眠る
- 一定歩数のあいだマップが暗くなる
- 宝箱に変化する
- 何も起こらない
なお、作中ではどちらも「竜の球」と表記されますが、説明書ではこの「球/玉」で区分しているため、当攻略もそれに倣っています。細かいことですが一応。
回復の球
夢幻フィールド内にある「青」と、夢幻フィールド外にある「緑」の2種があります。どちらも全員全回復の効果があり、「緑」はセーブも可能です。いずれも決まった場所に設置されています。
宝箱
宝箱はざっくり分けて下記4つのタイプがあります。固定宝箱以外は夢幻フィールド限定です。
- ランダム宝箱1
- 一度取得しても、画面を切り替えれば何度でも復活する宝箱。そのぶん大半が、というか記憶の限りはすべて少額のお金しか入っていません。
- ランダム宝箱2
- 一度取得しても、その夢幻フィールドに入り直せば何度でも復活する宝箱。場所はほぼ固定ですが、出現と中身がランダムであり、出現は画面の切り替えのたびに判定があります。中身は基本的に種類は固定で、その種類の中の一定範囲のランダムというパターンが多いです。「こうせき」の宝箱もこれに該当します。
- 固定宝箱
- 一般RPGに多いオーソドックスな宝箱。取得後は空箱が残ります。夢幻フィールド以外の場所の宝箱もすべてこのタイプとなります。ごく一部、すでに中身のアイテムを所持していると最初から空箱というパターンもあり。
- ドロップ宝箱
- モンスターの撃破時に確率でドロップする宝箱。これのみ上の3種よりも色がくすんでいます。なお、ドロップは最後に倒したモンスターのみ判定があります。
スイッチルーム
上で「段階さえ同じならマップの根本部分は変わらない」と書きましたが、稀に「スイッチルーム」という例外があります。これは特定のマップが二通りの構造を持ち、そのマップに入るたびにランダムで切り替わるというもの。片方のパターンにのみ宝箱や階段、別ルートへの道があったりします。初見での判別は困難です。
MPとTP
MPは魔法の使用に消費するもの、TPは必殺技の使用に消費するものとなります。どちらも回復施設や薬で回復しますが、TPは下記の行為でも微回復するため、必殺技のほうが幾分気軽に使いやすくなっています。
- 通常攻撃を受ける +1
- 防御をする +5
- 戦闘に勝利する +2
ダッシュ攻撃
- ほぼ直線で「3マス以上」離れた敵に
- 武器が「杖と弓以外(素手は有効)」のキャラが
- 通常攻撃を行う
上記3つの条件が揃うと、通常攻撃よりも威力の高い「ダッシュ攻撃」が発動します。補助魔法や「きあいため」の効果とも重複するので、特に移動をしないボスに対して距離を取りつつ「きあいため」をし、次ターンにダッシュ攻撃なんて戦法はなかなか有効です。ただし、たまに躓いて転ぶ失敗パターンもあり。
通常戦闘のターン上限
通常戦闘は「約20ターン」が経過すると、残っているモンスターが疲れて逃げていきます。逃げたモンスターの経験値とお金は入りませんが、こちらが逃げた場合と違いマップからも消滅します。
瞬間移動手段
- りゅうのつばさ
- ポポロクロイス城の入口に戻るアイテム。冒頭イベント以降、何度でも使用可能になります。
- リターン
- 夢幻フィールドから脱出する魔法。基本的にはその夢幻フィールドに入る直前の場所に戻りますが、ピラミッドのような1つの夢幻フィールドと中間地点的な入口を経由する場所での使用は、入る直前ではなく最寄りの町まで戻ります。ガバス側から入った「長寿の大木」も同様です。
本作の瞬間移動手段は上記の2つのみ。前作にあった「竜の柱」はなく、ポポロクロイス城以外の場所へはすべて徒歩で向かうことになります。ただ、一度抜けた夢幻フィールドには大抵その後にショートカットのワープや近道が開通するため、そこまで大変というわけでもありません。たぶん。
鑑定
初入手のアイテムは「?けん?」のような不確定名称になっていることがあり、そのようなものはお店で「鑑定」をしてもらわないと使用することができません。料金は1回たったの5G。失敗することも多いですが、ある程度お金に余裕ができたら連打で問題ありません。
状態異常
毒 | 戦闘終了まで毎ターンダメージを受ける |
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睡眠 | 3ターン行動不可。味方の攻撃で起こすことも可能 |
マヒ | 3ターン行動不可 |
混乱 | 3ターン敵味方問わず勝手に攻撃する |
沈黙 | 戦闘終了まで魔法と必殺技が使用不可 |
鈍足 | 戦闘終了まで2ターンに1回しか行動できなくなる |
いずれも戦闘中限定。このほか、HPが0になるとピエトロの場合は戦闘終了後にHP1で自動復活する「戦闘不能」、傭兵の場合はアイテムや魔法での復活を必要とする「死亡」となります。
主題歌
月の魔法 星の夢~夢を彷徨う人へ
https://www.youtube.com/results?search_query=月の魔法 星の夢~夢を彷徨う人へ
歌っているのは利衣さんという方。スタッフロールで流れるほか、本編中でもトンクウとガバスで歌姫がそれぞれ1番と2番を歌ってくれます。歌詞に本作の秘密が込められているのは有名です。