基本情報 ‐ ファイアーエムブレム 聖魔の光石
作品概要
ファイアーエムブレムシリーズの8作目にして、GBA3部作の最終作。
といっても前2作との繋がりはなく、そればかりかシリーズ全体でも完全に独立した世界観を持つ珍しい作品となっています。傾向としては全体マップや魔物の存在など、2作目の外伝に近いと言えます。また、何よりシリーズの中では比較的難易度が控えめであり、FEの世界への入門としても最適な一作です。
基本事項
- セーブデータは3つ
- 常時「A+B+スタート+セレクト」でソフトリセット
- ソフトリセット後、スタート押しっぱなしで中断再開
- マップ中「Bボタン」でカーソルスピードアップ
- イベント中「スタート」で全体スキップ
- イベント中「Bボタン」でそのやりとりのみスキップ
- 攻速差「4」以上で再攻撃
- 攻速は「速さ-(武器の重さ-体格)」で算出
- 玉座には「魔防+5」の効果もある
オートセーブ
GBAシリーズの共通事項。携帯機ということでオートセーブが搭載されており、章の途中でリセットなどをしても自動的に中断の記録が残ります。もちろん、これを利用して結果を変えるなんてことはできず、戦闘中にリセットをしてもその戦闘から再開され、同じ結果となります。
全体マップ
シリーズでは2作目の外伝以来となる概念。クリア済みのマップでの買物や、EXマップでの稼ぎができるほか、各国の位置関係など大陸の全体図が頭に入りやすいのも見逃せないメリットです。
EXマップ
いわゆる経験値稼ぎのできる寄り道マップのこと。8章クリア後の分岐選択後にランダム戦闘とヴェルニの塔が、19章のクリア後にラグドゥ遺跡が解放されます。詳細はそれぞれのページをご参照。
章構成
- 序 ~ 8章
- ここまでは固定。EXマップはまだ利用できません。
- 9 ~ 16章
- この間はエイリーク編かエフラム編を選択し、片方のみ進めることになります。EXマップもこの時点から解放。15・16章は両編で章名とマップが同じですが、展開や敵構成が異なります。
- 17 ~ 終章
- 再び共通ルートになりますが、9章前に選択した主人公によって視点や台詞などは依然異なります。
三すくみ
- 剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い
- 理は光に強く、光は闇に強く、闇は理に強い
三すくみ前作と変わらず命中に「15%」、攻撃に「1」の影響を及ぼします。
救出
- 対象は味方ユニットとNPC
- 自身の「救出」が相手の「体格」以上なら救出可能
- 徒歩クラスの救出は「体格-1」
- 男性騎乗クラスの救出は「25-体格」
- 女性騎乗クラスの救出は「20-体格」
- 体格はクラスチェンジと「ボディリング」でのみ上昇する
- 同行者の在中は「技・速さ」が半減する (端数切り捨て)
- 条件を満たす別の仲間間で「引受け」「引渡し」も可能
救出の仕様は前作から変化なし。いろいろ活用したらいいと思います。
輸送隊
今作ではマリナスのような別ユニットではなく、紋章の謎と同じ主人公ユニットに付き従うタイプに戻りました。正式に使用可能になるのは1章のクリア後から。収容数はこれまでと同じく100個まで。
最下級職
ロス、アメリア、ユアンの3名はそれぞれ固有の最下級職でスタートし、レベル10に到達でようやく下級職にクラスチェンジする特殊ユニットとなっています。要するに初期状態が弱いかわり、レベルアップの機会が多い成長株という位置付けです。周回限定の特殊仕様もあり。
盗賊系の特殊能力
特殊能力 | 盗 | ロ | ア |
---|---|---|---|
コマンド「盗む」で隣接した敵から通常アイテムを盗むことができる | ○ | ○ | |
アイテム「とうぞくのかぎ」が使用できる | ○ | ○ | ○ |
索敵マップの視界が+5マスされる | ○ | ○ | ○ |
15章の埋もれた財宝を100%の精度で発見できる | ○ | ○ | |
火柱の床の罠を解除できる | ○ | ○ | ○ |
スキル「かぎ開」でかぎ類がなくても扉と宝箱を開けることができる | ○ | ||
スキル「瞬殺」で敵を一撃で倒すことがある | ○ |
盗賊、ローグ、アサシンの特殊能力の対応は上記の通り。ローグは完全な上位互換ですが、アサシンは幾つかの能力を失う点に注意を。コーマのクラスチェンジはローグで鉄板だと思います。
ソードーマスターとバーサーカー
ソードーマスターとバーサーカーの特性は前作と同じく「必殺率+15%」となっています。警戒を。
トライアングルアタック
- ヴァネッサ (1章)
- ターナ (9章)
- シレーネ (17章)
シリーズ伝統の必殺戦法。上記の3人で敵を囲んで攻撃すると必ず必殺の一撃が発動します。
今作では三姉妹ではありませんが上記の飛行系女性陣で発動可能。ただし、ヴァネッサかターナがワイバーンナイトの場合、ワイバーンナイトが攻撃者でないと発動しません。
ドロップアイテム
前作と同じく、敵の持つ緑色に光るアイテムは撃破時にドロップします。
厳密には「一番下のアイテム」が対象であり、例えばAとBの2つの武器を持つユニットが片方をドロップする場合、初期状態はBの武器を落とすとしても、そのBの武器で攻撃されると、Aの武器のほうがドロップ対象に変わります。また同様の理由から、敵盗賊が宝箱を開けた場合は最後に入手した1点しかドロップ対象になりません。