基本情報 ‐ ファイアーエムブレム外伝

作品概要

ファイアーエムブレムシリーズの2作目。
前作アカネイア大陸の西に位置するバレンシア大陸を舞台に、南北に分かれた二国の抗争を描きます。外伝というタイトル付けは今になって見ると浮いていますが、システム的にもシリーズ主流とは異なるものが多いと言えます。また、2017年には3DSにてEchoesの名でリメイクされています。

基本事項

  • セーブデータは2つ。セーブは移動中ならいつでも可能
  • 中断も可能だが、中断のデータは再開で消滅する
  • 回復床に待機すると次のターンにHPが5回復する
  • HPは「52」、それ以外のステータスは「40」が最高
  • 素早さが「1」でも上回れば再攻撃可能
  • 必殺の一撃はダメージが「3倍」になる

全体マップ

全体マップを用意し、次の目的地へは手動で進む方式になりました。これによりある程度自由がある、寄り道でのレベル上げが可能、大陸の構成が頭に入るといった前作にはなかったメリットが生まれています。

地形効果

60
森・回復床40
山・馬止め30
20

地形効果は上記の通り。見ての通り墓の効果は絶大です。馬止めはかなりのレア地形。

武器に使用回数がない

武器に使用回数はなく、ユニットそれぞれの基本能力にプラスされる仕様は一般のRPGそのものです。お店も存在せず、アイテムは全般的に貴重品となっています。

最低ダメージ

攻撃力が相手の守備力以下でも、命中すれば最低「1」ダメージが入ります。シリーズでは珍しい仕様。

魔法は身を削って

魔法は回数無限の魔道書とはならず、自らのHPを削って放つ仕様となっています。なので、瀕死の状態では反撃できなかったり、ギリギリ耐えられるはずがやられてしまったという展開も起こり得ます。

弓兵の仕様

本作の弓兵の射程はデフォルトで「1~3」と、延びたうえに直接攻撃にも反撃可能となっています。さらに各弓の装備やボウナイトにクラスチェンジで「1~5」へと拡大します。
また、飛行系への特効は弓アイテムの攻撃力が3倍になる仕様のため、こちらの飛行系は大半の弓兵を恐れる必要はありません。弓アイテムを持つ敵は第3章のセリカ軍「さばくのとりで」のウォルフのみ。

魔法防御

魔法防御はユニットごと初期値が異なり、レベルアップで増えることはなく、上げる方法は魔戦士へのクラスチェンジか「りゅうのたて」を装備するのみという、ほぼ個性と言えるステータスとなっています。もちろん高いユニットのほうが使い勝手が良く、メンバー選出のいち要素となります。

デフォルト武器の命中率

  • つるぎ … 90%
  • やり  … 90%
  • ゆみ  … 70%

それぞれ上記の通りになっています。気をつけたいのは、アイテムを持つことによりこれらの命中率が下がること。それに見合った性能ならいいですが、例えばはがね系の武器は単純に威力と命中を引き換えにしているため、ただ余っているからと持たせるには一考が必要です。

全体コマンド

全ユニットを適当に突撃させる「とつげき」と、全ユニットをアルムかセリカの元に集合させる「みんなあつまれ」の2つがあります。楽勝のマップで入力がめんどいときにでも。

退却コマンド

  • 基本的に全体マップ上の戦闘で可能
  • コマンドの出現は毎ターンのランダム?
  • 誰か1人でも行動するとそのターンは使用不可に
  • 退却しても敵部隊の状況は維持される
  • NPCがいる場合は生存扱いで撤退する

あまり使う機会はないかもしれませんが、敵部隊の撃破状況が維持されるのと、特にデメリットがないこともあって、厳しい戦いでは気軽に使用してみてもいいんじゃないかと思います。
なお、退却が可能なマップは40ターンで強制退却になるほか、ランダムの部隊に攻め込まれた場合は退却が不可になるかわり、60ターンで敵部隊のほうが退却します。

クラスチェンジ

ナイト系、アーマー系、傭兵系、アーチャー系はそれぞれ2度のクラスチェンジが用意されています。
また、傭兵系は魔戦士のレベル10になるとなぜか村人に戻ることができ、実質無限レベルアップや、ほかの職種へのクラスチェンジも可能になります。なぜ傭兵系だけなのかは謎。

旅の商人

アルム軍

  • 第3章 もりのむら (1人)
  • 第4章 ヌイババやかた (3人)

セリカ軍

  • 第3章 やまのむら (1人)
  • 第4章 けんじゃのさと (3人)

旅の商人を利用すると、指定したアイテム1点を別の軍に移動できます。それぞれ上記の場所に存在し、一度利用するとその商人は消滅します。なお、裏技・小ネタにある「イージーモード」の場合はデフォルトで部隊間の受け渡しができるため、彼らの存在意義はなくなります。

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