セリカ軍 ‐ ファイアーエムブレム Echoes

セリカ東山奈央

本作ヒロイン。その正体はソフィアのアンテーゼ王女様。
ファミコン屈指の可愛さを誇ったオリジナル版から、今作では少々濃い目の美人といった風に。プリンセスへクラスチェンジ後はその傾向に磨きがかかります。
ユニットとしては安定の成長力、エクスカリバーやライナロックの習得魔法、また専用の宝剣ソフィアが追加されたりと、優秀なうえに恵まれています。ただし、クラスチェンジしても移動力が最低の4から増えないので、2章の開始時に女神の賜り物のブーツを使ってしまうのもいいかもしれません。

メイ稲川英里

修道院で働く魔道士。
普通の場面のグラフィックは普通に可愛いのに、公式やステータス画面などのグラフィックは何と言うかちょっと頭悪そうな感じで可愛いです。
ユニットとしては耐久面に不安はあるものの、攻撃の伸びと十分な素早さで使いやすい部類と言えます。また、神官のレベル6になるとレアなサイレスを習得します。

ボーイ佐々木拓真

修道院で働く魔道士。
砂漠の国の王子様のようなイケメンになりました。しかし、ユニットとしてはメイと比べて速さが低く、序盤の使い勝手に結構な差があります。活躍させたければしばらくは速さが上がるよう吟味したほうがいいでしょう。強力なアローを早めに覚えるものの、安定した活躍を望むならやはりエクスカリバーが欲しいところ。

ジェニー堀中優希

修道院で働くシスター。
オリジナル版よりも幼くなり、修道院勢の妹分的存在になりました。意外なソニアとの支援会話がある一方、セーバーとは会話どころか支援効果すらもなく、もしかしたら公式的には本当に何も関係ないのかと思ってしまいます。一応、年上好きという本人の発言はあるのですけれど。
ユニットとしては、余程のことをしない限りセリカ軍の唯一のシスターということで、まず普通にレギュラーとなるでしょう。遅くとも4章までには聖女に昇格し、毒沼を渡る味方に回復を撒きたいところです。

セーバー子安武人

ノーヴァ島の傭兵。
グラフィックはオリジナル版を正統進化させた感じ。ジェニーを差し置いてジェシーとの支援会話があり、もしかしたらライターさんにお願いするときに一文字を間違えたのではと勘繰ってしまいます。
ユニットとしては、そこまで成長が良いわけではないものの、加入時期の早さと守備の上がりやすさで主力になることが多そうです。もちろん、村人ループが可能なことから最終的な戦力としても十分。

バルボ藤原貴弘

元軍人のアーマー。
どこかジブリ作品に出てきそうなスッキリとしたアーマーキャラになりました。今作ではダッハに復讐する理由の詳細が語られ、死亡時の台詞がなかなか泣けるものになっています。
ユニットとしては強みの守備がよく伸びる反面、魔防が壊滅しているのはオリジナル版と同じ。マップに魔女がいるかどうかで存在価値が変わってきます。

レオ松田修平

バルボを慕うアーチャー。
まさかのオネエキャラへと変貌し、公式サイトの登場時から話題になりました。
パイソンと同じく成長自体は良くはないものの、弓の性能のお陰でなんとかなっている感じです。セリカ側のマップの性質的に急いでボウナイトにする必要はありません。下級職からしっかり育てていきましょう。

カムイ高橋孝治

バルボに雇われている傭兵。
遠方の国の出身ということで和風の衣装となり、セーバーとの明確な差別化が計られました。糸目と頓着ない性格が強キャラ感を醸し出しています。ただし、ドラゴンゾンビは大の苦手。
成長はセーバーよりも守備で劣るぶん技や速さに優れているといったところ。魔防は低いので早めに魔戦士を目指したいところです。ちなみに魔道士にすると賢者レベル5で珍しいフリーズを習得します。

パオラ種田梨沙

アカネイア大陸からやってきたペガサスナイト。三姉妹の長女。
グラフィックに関してはすでにヒーローズなどの出演もあるだけに、従来通りのイメージと言えます。死亡時の台詞が変更されなかったのは少々意外でした。
ユニットとしては、ファルコンナイトというだけで優秀な戦力になれたオリジナル版に比べ、そのファルコンナイトの弱体化と、また得意のトライアングルアタックがスキル化したことでこれも実質弱体化となり、このダブルパンチではさすがに微妙な存在になってしまいました。成長力も相変わらず三姉妹の中では最低ですが、攻撃力の初期値と伸びは良いことから、トライアングルアタックとの相性は一番良かったりします。

カチュア生天目仁美

アカネイア大陸からやってきたペガサスナイト。三姉妹の次女。
もう正式なシリーズでは6回目の登場となる本作にて、初めて「クール属性」が付与されるという軽い事件が起こっています。支援会話がところどころ切ない。
ユニットとしてはパオラと大体同じ。カチュアの成長力を持ってしてもヘタれる可能性が高く、せめてクラスチェンジはきっちりレベル20になってから行いたいところです。

アトラス櫻井トオル

山の村の村人。
もはや一人でもギースを倒せそうなほどの屈強な見た目になっています。上記の2人ともども、ギースを倒す前にミラへの谷をクリアすると一旦離脱してしまう点に一応注意。再加入は可能です。
ユニットとしては、力ばかりが伸びる脳筋タイプ。間接攻撃のほうが安全なのと、またレスキューを習得することからも、意外に魔道士が正解かもしれません。もちろん余裕があるならループを挟むのも。

ジェシー四宮豪

砂漠の砦に捕まっている傭兵。
立ち振る舞いを含めてやたらとアメリカンなキャラクターになりました。記憶の欠片で過去にシルクを助けていることがわかり、メイン以外で部隊を越えた支援を持つ珍しいキャラでもあります。
ユニットとしては、傭兵系の中では最も魔防が高く、守備以外もバランス良く成長します。なのに、同職の多さと登場時期の遅さからなんとなく使ってもらえないことが多いでしょうか。

ディーン最上嗣生

ギースの部下の剣士。
オリジナル版ではミラへの谷のブライと同じポルナレフな髪型だったのに、凄腕剣士として王道的でカッコいい見た目に変更されました。支援会話などもいかにもな感じを漂わせます。
しかし、ユニットとしてはそれ以前にソニアとの二者択一を選んでもらえるかが問題です。強みは村人ループが可能なほか、魔道士にすれば賢者レベル5でレアなサイレスを習得したりします。

ソニア下田レイ

ギースの部下の魔道士。ジュダの娘でマーラとヘステの妹。
オリジナル版とはまた異なるお姉さんキャラへ。ジュダとはドーマの沼での戦闘に限り専用台詞が用意されています。マーラとヘステにも欲しかったところです。
ディーンとの二者択一は従来のメリットに加え、今作では初期習得のエクスカリバーが優秀なのと、またリワープとドローという2つのレア魔法を習得するためにさらに有利になっています。特にドローは専用です。

エスト村川梨衣

アカネイア大陸からやってきたペガサスナイト。三姉妹の末っ子。
性格や成長力はいつも通りのエストと言えますが、姉と同じく弱体化のダブルパンチを受けているだけに、焦ってクラスチェンジを早めると、下手すれば「シリーズ最弱のエスト」になってしまうことも。

ノーマ稲葉実

ノーヴァ修道院の賢者。
オリジナル版よりも奥まった場所にいるため、さらに見逃す人が増えそうです。ユニットとしては魔法職相手なら十分に戦えます。もちろん成長力に期待してはいけません。

コンラート佐藤拓也

新キャラ。ちょくちょくセリカの前に現れる謎の仮面の騎士。
その正体はセリカの異母兄というやや王道的な設定です。仮面の有無で性格が変わるという、外伝よりは覚醒やifにいそうなキャラクターをしています。ジークとの支援会話が欲しかった。
ユニットしてはまず加入が遅いという不利はあるものの、男性陣の戦闘職の中では魔防に優れるため、終盤戦には向いています。がんばって鍛えてみるのもいいのではないかと。