基本情報 ‐ シャイニング・フォース2 古えの封印
作品概要
シャイニングシリーズの4作目。
ナンバリングこそ2ではあるものの、前作の神々の遺産との繋がりはあまりなく、本作の少し前にゲームギアで発売されている外伝のほうが続編としての要素は強いです。
また、前作とは作品のテイストが異なるのも本作の特徴のひとつ。前作のキャラクターデザインが無骨な空気を醸し出す玉木美孝さんなのに対し、本作は「ヤダモン」に代表される可愛らしい絵柄が中心のSUEZENさんが担当しており、それらのキャラクターが織り成す能天気な台詞回しや全体的に明るめのBGMは、前作とはまるで異なる童話のような雰囲気を作り出しています。
基本事項
- セーブデータは3つ。セーブは主に教会で行う
- 戦闘中の中断セーブも可能。再開しても消えることはない。領域は通常のセーブと同じ
- 味方が力尽きても教会で有料復活できる。ただし「はいぼくすう」のカウントあり
- 主人公が力尽きると全滅となり、金貨半減で最寄りの教会に戻る
- 戦闘中の移動時の表示はスタートボタンで非表示にできる
- 敵のアイテムドロップは基本1回のみ。確率でドロップのパターンもある
- 売れないアイテムでもキャラバンの倉庫に入れれば値段がわかる
- 戦闘中に捨てられないアイテムを捨てようとすると「ほんとうに 捨てていいですね」と出るだけ
前作との違い
- 経験値の切り捨てがなくなった
- 前作唯一の難仕様とも言えるレベルアップ時の経験値の切り捨てがなくなりました。ある意味当然の仕様と言えますが、初代作に慣れていると結構な快適感を味わうことができます。
- 成長は安定型に
- レベルアップ時の能力値の上昇は必ず0~4の範囲内に抑えられるようになりました。前作のような劇的な上昇の快感がなくなったとはいえ、クセがなくなってやりやすくなったとも取れます。
- 転職時のステータス減少もなし
- 特徴的であったこの仕様もなくなり、転職は素直に良いこと尽くしとなりました。ただしボリュームに合わせ、転職の最低レベルは「20」へと増加しています。
- ランダムバトルの追加
- フィールドの特定のポイントにてランダムバトルが挟まれるようになりました。レベル上げ自体は「リターン」を用いても可能ですが、もし最新のマップではレベル上げができないほど育てそびれてしまった仲間がいた場合でも、弱い敵と戦ってレベルを追いつかせることが可能です。
- 少人数での出撃が可能
- キャラバンの入手以降であればメンバーを絞っての出撃も可能になります。さすがにボウイを外すことはできませんが、レベル上げはやりやすくなるでしょう。
- しかし難易度は激増した
- 上記数点によってユニットを育てやすくなったはずなのですが、それにも増して難易度が激増しています。特に序盤のクラーケン戦と中盤のチェスの軍隊戦は、つまずかない人はいないんじゃないかと思えるほどの凶悪さ。また後半になるにつれ敵味方共に攻撃力がインフレ状態となり、終盤は魔術師系の敵の「通常攻撃」でも大ダメージを食らうほど大味になっていきます。
- ステータスに「撃破数」と「敗北数」
- 基本事項でも触れた通り、各ユニットのステータス画面に「撃破数」と「敗北数」が明記されるようになりました。前者はともかく、後者のような負の記録が増えるのを嫌がる人もいるかと思いますが、上記の通り難易度が激増しているため、精神衛生上あまり拘らないことをおすすめします。
- 転職後は戦闘BGMが変化
- これはいい演出。