基本情報 ‐ デスエンドリクエスト2
作品概要
公式サイト
https://www.compileheart.com/derq2/
前作から2年弱という、近年にしては割と早く発売されたシリーズの2作目。引き続き祁答院氏がシナリオを担当しており、相変わらずエグいバッドエンドなど厳しい描写の多い作品となっています。キャラクターデザインも前作と同じナナメダケイ氏。
2021年にはニンテンドースイッチ版も配信され、またそれに合わせてED曲の「夜光蟲」もリリースされました。詳細は月蝕會議の公式サイトをご覧ください。
基本事項
- レベルアップで全回復
- シナリオ中「Xボタン」で文字消し
- シナリオ中「△ボタン」でバックログ
- シナリオ中「L1ボタン」で早送り
- シナリオ中「L2ボタン」でスキップ (選択肢の出る場面は不可)
- シナリオ中「R2ボタン」でオートモード
- シナリオ中「タッチパッド」でセーブ&ロードやオプション設定が可能
- 移動中「オプション」でマップ表示
- 戦闘中「L1ボタン」で演出スキップ
- 控えの仲間には獲得経験値の8割が入る
- 武器を外す(素手になる)ことはできない
- 基本的に購入可能なアイテムしか売ることができない (例外もあり)
難易度選択
難易度 | 経験値 | 敵HP | 敵ATK | 敵DEF | 敵MAT | 敵MDF | 敵AGI |
---|---|---|---|---|---|---|---|
HARD | 1.05倍 | 2倍 | 1.3倍 | - | 1.3倍 | - | 1.3倍 |
EASY | 0.95倍 | 0.5倍 | 0.7倍 | 0.5倍 | 0.7倍 | 0.5倍 | - |
難易度は獲得経験値と敵のステータスに影響し、NORMALを基準にすると上記の通りに変動します。冒頭に設定するほか、オプションからいつでも変更可能です。
昼パートと夜パート
大半の日は、主に寮生と交流する「昼パート」と夜に寮外を探索する「夜パート」に分かれています。RPGとしてメインになるのは夜パートのほうであり、昼パートは選択項目を片っ端から選んでいけばOKです。
シナリオ分岐
シナリオ中、基本2択の選択肢が出現することがあり、大抵は片方がシリーズ恒例の悲惨なバッドエンドに繋がります。ただ、バッドエンドはエピソードチャートの報酬がレアな装備品なのと、今作ではすぐに選択肢に戻れるようにもなっているので、抵抗がなければ一度は見ておくほうがお得です。
このほか、バッドエンドではなく一部の寮生の死亡に繋がる選択肢もあります。寮生の死亡はゲームオーバーにはならず、そのパターンでシナリオが進行します。基本的にエピソードチャートが埋まる以外のメリットはありません。
セーブポイント
フィールドで水色に光るセーブポイントでは、セーブのほかに以下のことが可能です。
属性
- 日属性 … ロット、アル、ルシル
- 星属性 … まい、リリィ、セリカ
- 月属性 … リリアナ、シイナ、クレア
キャラやスキルには上記3つの属性があり、「日は星に強く、星は月に強く、月は日に強い」の三すくみ構造となっています。強敵相手には特に意識したいところです。
バグアクション
フィールドの一部のポイントでは、「□ボタン」で各キャラの「バグアクション」が発動します。
- まい
- 緑色に光るPCをハッキングし、モニターにフィールドの一部が表示され、「偽物の壁、見えない宝箱、5ケタのパスコード」のいずれかが発見できます。このうち壁とパスコードは予め知っていればスルーできますが、宝箱だけはモニター越しに映さないとフィールドに出現せず、取得することができません。
- ロット
- 薄く光る円から高く飛び、道を塞ぐバグ壁を越えたり高い位置にあるバグ床に乗ったりできます。
- リリアナ
- キーシンボルなどから入手できる「呪いの玉」を消費して一部の壁を破壊できます。呪いの玉はちゃんと必要数が手に入るので壊せる状況なら壊すで問題ないですが、やり方次第ではショートカットも可能です。
シンボルアタック
移動中「○ボタン」でキャラに応じた「シンボルアタック」を行います。これを敵シンボルに当てると、敵が密集しやすく先手も取りやすいなどの有利なかたちで戦闘を始めることができます。逆に後方を突かれると、囲まれて先手も取られやすいなどの不利なかたちとなります。
また、女子寮付近の一部のガラスや廃車にこのシンボルアタックを行うと反応があり、このことはライブラリにも記載されるのですが…影響は不明です。
ノックバグ、ノックブロウ
トライアクトを3回とも「アタック」にする、または「ノックバグ」の効果があるスキルを含めて命中させると、攻撃後に敵を任意の方向へ吹き飛ばすことができる非常に爽快なシステム。下記の特徴があります。
- 飛ばす方向は攻撃前に「十字キー」で調節できる
- 吹き飛んだ敵が壁に当たるとダメージが入る
- 吹き飛んだ敵が別の敵に当たると両方にダメージが入り、当てられた敵も吹き飛ぶ
- 吹き飛んだ敵が味方に当たると別の方向に再び吹き飛ばす「ノックブロウ」が発生する
- 吹き飛んだ敵が呪いバグを踏むと良性の効果のみ攻撃主に入る
- ダメージはノックバグを発動させた攻撃の1HITが基準となる
- ダメージはノックブロウや壁や敵で跳ね返るほど増えていく
- 敵によって吹き飛びやすさは異なる。大きい、重そうな敵はあまり吹き飛ばない
また、2章からはタイミングよく「○ボタン」を押すことでより勢いが増す「スーパーノックバグ」と「スーパーノックブロウ」が解放されます。タイミングはシビアではなく、慣れれば連発も普通に可能です。
閃き
レベルアップで習得する以外のスキルは戦闘中に「閃く」ことで習得となります。
前作と同じ組み合わせ方式かと思いきや、電球マークと閃き率が表示されないのと、いずれも同一スキルx1~3の組み合わせで閃くことができたことから、恐らく最低1つの「派生元スキル」が設定されている方式と思われます。詳細は各キャラのページをご覧ください。リバイバルクなどの対象がいないと発動しないスキルでも、組み合わせに入れるだけで閃き的には使用扱いになります。つまり「リバイバルク+リバイバルク+ガード」などでもOKです。
グリッジスタイル
2章の夜パート以降、攻撃を受けたり呪いバグを踏むことで上昇する「汚染度」が「80%以上」で行動が回ってくると、強力な「グリッジスタイル」が発動します。主な特徴は下記の通り。
- ステータスが大幅上昇する (詳細確認不可)
- 状態異常に強くなる (全種無効かもしれない)
- 3スロット目に強力な「ワイルドスキル」が使用可能になる
- 行動終了ごと汚染度が「-10%」される
- ワイルドスキルの使用や汚染度79%以下で解除され、汚染度も0になる
今作では汚染度100%で死亡なんてこともなく、またステータス上限も999を超えるため、終始強力で使いやすい頼れるシステムとなっています。
呪いバグ
戦闘中の床にあるカラフルな円形のこと。前作でいう「フィールドバグ」。
踏み消すことで色に応じた効果と汚染度上昇が得られます。物騒な名前に反して実際は良性の効果のものが多く、また汚染度やグリッジスタイルにデメリットがないこともあって、ほぼサポート要素となっています。ノックバグさせた敵が消した場合は良性の効果だけが攻撃主に入ります。各バグの詳細はサーチや「R2ボタン」で確認可能です。
カウンター
前作で猛威を振るったカウンターは、今作では一部の敵が「カウンター状態になるスキルを使ってくる」に留まっています。効果は数ターン。状態継続中かはサーチで確認できます。ヴァリーオールフレッシュで解除も可能です。
戦闘ボーナス
- オーバーキルボーナス
- 敵に過剰なダメージを与えることで経験値が得られるボーナス。撃破した敵のHPメーターが10段階の赤いメーターとなり、10段階到達でその敵の経験値が2倍になります。リリアナがいればさらに上昇。
- バグフィックスボーナス
- 呪いバグを消すほどお金が得られるボーナス。全消しで獲得金額が2倍になります。
黒い影
2章のイベントで初遭遇する得体の知れない存在。一定時間ゆっくりとこちらを追ってきて、捕まるとゲームオーバーになります。以降も特定の場所に出現します。ほかの敵との戦闘突入などで消すことも可能です。
また、5章からは「バーサーカー」の名で戦闘に乱入してくるようにもなります。広範囲に赤色の攻撃宣言をし、仲間がその範囲内で行動を終えると、次のバーサーカーの行動で桁違いのダメージを受けて死亡となります。無敵なら回避可能。こちらの攻撃対象にはなるもののノックバグですら当てることはできず、ほかの敵をすべて倒せば普通に勝利となるため、攻撃範囲を避けつつ無視するのが基本対応となります。
主題歌
オープニングムービー
https://www.youtube.com/watch?v=K4p4neQKyUA
前作に引き続き「月蝕會議」さんがOP・ED曲を担当されています。公式サイトの主題歌情報もご参照。