基本事項 ‐ ファイアーエムブレム外伝

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作品概要

1992年というファミコンの晩期に発売されたシリーズの第2弾。
前作のアカネイア大陸の西に位置するバレンシア大陸を舞台とし、南北に分かれた二国の抗争を描きます。「外伝」というタイトル付けは、まだシリーズが二作目という初期段階なのと、後の構想を考慮した等の様々な理由が考えられますが、システム的にも独自仕様が多く、そのあたりの意味でも「外伝」は間違っていないと思います。

2017年には、3DSにて「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」の名でリメイクされました。

マップ制

全体マップを用意し、次の目的地へは手動で進ませるようになりました。これによりある程度自由がある、寄り道でのレベル上げが可能、大陸の構成が頭に入るといった前作にはなかったメリットが生まれています。ただ、レベル上げができるせいで難易度が下がったという意見も。個人的に初回プレイは結構苦戦させられたのですが…。
後のシリーズでも「聖魔の光石」や「覚醒」、または「ティアリングサーガ」で採用されています。

二部隊制

マップ制のうえ、さらにアルム軍とセリカ軍の二部隊構成とし、端的に言えばアルム軍が表街道、セリカ軍が裏街道という独自の路線を進むようになっています。どちらの部隊にも色があり、また水門のように一方の行動がもう一方に作用する展開もお見事です。
こちらも後に「ティアリングサーガ」で採用されています。

各ステータスの最高値

HPは前作と同じ「52」ですが、各ステータスは「40」と倍増しています。これはシリーズを通しても高めの数値であり、また稼ぎが可能な構成と「てんしのゆびわ」の効力で割と簡単に到達できることもあって、これが難易度を下げている要因のひとつとなっています。

武器に使用回数がない

武器に使用回数の概念がなく、ユニットそれぞれの基本能力にプラスされる仕様は一般のRPGそのものです。お店も存在せず、アイテムは全般的に貴重品となっています。
これは後のシリーズでは「if」にて久々に採用されました。

魔法は身を削って

魔法は回数無限の魔道書とはならず、自らのHPを削って放つ仕様となっています。なので瀕死の状態では反撃できなかったり、ギリギリ耐えられるはずがやられてしまったという展開も起こり得ます。

弓兵の仕様

シリーズ主流の射程は「2」ですが、本作ではデフォルトで「1~3」と、延びたうえに直接攻撃にも反撃可能となっています。さらに各弓の装備やボウナイトにクラスチェンジで「1~5」へと拡大します。
また、飛行系への特効は弓アイテムの攻撃力が3倍になるため、要するにこちらの飛行系は大半の弓兵を恐れる必要はありません。弓アイテムを持つ敵は第3章のセリカ軍「さばくのとりで」のウォルフのみ。

魔法防御

本作の魔法防御はユニットごとに初期値が決まっており、レベルアップで増えることはなく、上げる方法は魔戦士へのクラスチェンジか「りゅうのたて」を装備するのみ。つまりはほぼ「個性」と言えるパラメータとなっています。当然高いユニットのほうが使い勝手が良く、メンバー選出のひとつの指針となります。

デフォルト武器の命中率

  • つるぎ … 90%
  • やり  … 90%
  • ゆみ  … 70%

それぞれ上記の通りになっています。
気をつけたいのは、アイテムの装備によってこの命中率が下がってしまうこと。それを有り余って効果のあるアイテムならいいのですが、例えば「はがねのつるぎ」と「はがねのやり」は単純に威力と命中を引き換えにしている性能のため、ただ余っているからと持たせるには一考が必要です。

全体コマンド

全ユニットを適当に突撃させる「とつげき」と、全ユニットをアルムかセリカの元に集合させる「みんなあつまれ」の2つがあります。正直、無理して使う必要はありません。

退却コマンド

  • 基本的に全体マップ上の戦闘で可能
  • コマンドの出現は毎ターンのランダム?
  • 誰か1人でも行動するとそのターンは使用不可に
  • 退却しても敵部隊の状況は維持される
  • NPCがいる場合は生存扱いで撤退する
  • デメリットは恐らく特になし
  • 退却可能なマップは40ターンで強制退却

普通に進めるぶんにはNPCを強制撤退させるくらいしか使わないかもしれませんが、敵部隊の撃破状況が維持されるのと、特にデメリットがないこともあって、厳しい戦いでは気軽に使用してみてもいいんじゃないかと思います。
また、退却が可能なマップは40ターンで強制退却になるほか、ランダム部隊に攻め込まれた場合は退却が不可になるかわり、60ターンで敵部隊のほうが退却します。

クラスチェンジ

ナイト系、アーマー系、傭兵系、アーチャー系はそれぞれ2度のクラスチェンジが用意されています。
また、傭兵系は魔戦士のレベル10になるとなぜか「村人に戻る」ことができ、実質無限レベルアップや、ほかの職種へのクラスチェンジも可能になります。この仕様は外伝の七不思議のひとつです。

旅の商人

アルム軍

  • 第3章 もりのむら (1人)
  • 第4章 ヌイババやかた (3人)

セリカ軍

  • 第3章 やまのむら (1人)
  • 第4章 けんじゃのさと (3人)

旅の商人を利用すると、指定したアイテム1点を別の軍に移動できます。それぞれ上記の場所に存在し、一度利用するとその商人は消滅します。また、イージーモードの場合はデフォルトで部隊間の受け渡しが可能なため、要するに存在価値がまったくなくなります。

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