基本情報 ‐ マザー
作品概要
マザーシリーズの初代作。
コピーライターの糸井重里氏が手掛けた有名シリーズであり、RPGの主流から大きく外れた世界観や、独特の雰囲気を醸す台詞回しが特徴です。キャッチコピーは「エンディングまで、泣くんじゃない」。
2003年には本作と次作を足して追加・変更点も加えた「マザー1+2」がGBAにて発売され、また後にはニンテンドースイッチオンラインに追加もされています。
基本事項
- セーブデータは3つ。セーブは電話で行う
- 電話は黒電話は無料、公衆電話は1ドル
- 全般的に斜め移動が可能
- 移動中「Bボタン」でステータス表示
- グッズの所持は1人8個まで
- 攻撃対象の自動移動はしない
- 丸いドアや看板のある家は中に入れる
パパの電話
開始後かロード後、リアルタイムで約2時間が経過するとパパから電話がかかってきてセーブできます。これは「もう2時間もプレイしているからそろそろ一休みしたら?」というアラート的な機能ですが、この場合は電話のない場所でもセーブできるという利点があります。
お金の引き出し
敵を倒して得られるお金はまず銀行に振り込まれ、主にデパート1階にあるATMに「キャッシュカード」を使用して引き出す方式となっています。一度の預け入れ・引き出し上限は9999ドル。
パンとパンくず
- パンを使うとパンくずになる
- パンくずを使うとパンを使った地点に戻る
- パンくずを所持したキャラはパン使用不可
- パンくずは渡す・預ける不可
本作はテレポーテーションという移動用PSIがありますが習得は遅めのため、それまでは「パン」と「パンくず」が代替的な手段となります。主な仕様は上記の通り。ただし、こちらの世界とマジカントを行き来すると、戻る地点がマジカントの入口やピンクの巻貝に上書きされます。
特殊な状態異常
- 喘息
- 主人公限定の状態異常。車系の敵の排気ガスを食らうとなり、「ぜんそくスプレー」以外の行動ができなくなります。スプレーは主人公専用という点に注意。仲間がいれば戦闘終了でも治ります。
- 風邪
- 風邪を引いている町人と話すとうつされます。特にスノーマンの町に多いので注意。症状としては8歩ごと1ダメージを食らうくらい。
- 石化
- 行動不能になり、戦闘後も継続します。治す手段は病院ではなく、マザーズデイの南やレインディアの西にいるヒーラーにお願いするか、ヒーリングγを使うなどある程度は限られます。
GBA版の追加・変更点
- 移動1歩ごとの距離が細かい
- Rボタンでダッシュが可能
- 各グッズに「せつめい」が追加
- 移動時にチェックでエンカウントエリアの判別可能
- 戦闘速度を5段階で設定可能
- 敵のチェック時に一言が追加。チェック不可の敵にも
- メロディを覚えるときにエフェクトあり
- グッズ「ちず」の消滅。マップはスタートで表示可能
- マップの表示が少し小さくなった (画面操作が必要)
- グッズ「まよけのゆびわ」の追加。弱い敵の出現を抑える
- グッズ「ゆうじょうのゆびわ」の消滅
- クイーンマリーの泉でお金の引き出しが可能に
- 地下大河の構造が異なる
- レインディアのデパート5階でロイド用グッズ3点が購入可能に
- アナの加入時から隊列が「主人公、アナ、ロイド」になる
- イヴ大破からの展開がだいぶ異なる
- グッズ「メモリーチップ」の追加。イヴの元に戻る
- ホーリーローリーマウンテンの石碑で回復可能に
- ラストバトルの前に1エリア追加
- エンディングにエピローグが追加
ザーッと確認した限りでは上記のあたり。主に終盤の追加部分から完全版的であり、またダッシュと戦闘速度の設定のお陰でだいぶ快適になっています。ただ、1歩の距離が細かくなったことで妙な箇所でつっかかってしまうことも割とあります。