基本情報 ‐ 弁慶外伝 沙の章
作品概要
ハードをSFCに移して発売されたシリーズの2作目。
基本的なUIはそのままに、物語のスケールが大きくなり、全般的に派手さこそないものの、主だった欠点も見当たらない良作となっています。続編のありそうなタイトルですが、今のところは本作止まり。
基本事項
- セーブデータは3つ。セーブは基本的に町中の寺で可能
- 昼夜の概念あり。主に店の営業やイベントの発生に関係する
- 移動中「Bボタン」で仲間全員のレベル、体力、法力の表示
- 移動中「Yボタン」で文字速度や戦闘表示などのコンフィグ
- フィールド中「Xボタン」で全体マップ表示。Xで拡大、Yで縮小
- 装備の所持は一括で「32個」まで。装備中のものは含まない
- 道具の所持も一括で「32個」まで。通常の道具は各99個まで1枠扱い
- 装備・道具は場所によって買値が異なる。売値は共通
- 装備・道具は「Xボタン」で並び替え可能
- 装備・道具は「Xボタンx2」、法術は「Xボタン」で性能・効果説明
- 装備は武器・防具屋、道具は道具屋でしか売れない
- 敵味方とも会心の一撃のような高威力の通常攻撃をナチュラルに出すことがある
- 敵味方とも通常攻撃が連続攻撃になることがある。法術の使用後に通常攻撃を行うこともある
- 仲間加入後の不動と巳陰・常由の「遁走」は上段のコマンドで上を押すことで出現する
- 気絶は戦闘終了後に体力1で自動復帰
- 全滅は問答無用でセーブデータからやり直し
二部構成
- お金の単位が「銭」から「銀」になり、両替される。レートは銭20=銀1
- 戦鬼系以外の全装備品が強制的に売却される
- 転移の術や夢操の回鏡の行き先がリセットさせる
- 宿屋の看板が「宿」から「飯」になる
本作は日本が舞台の第1部と、中国が舞台の第2部に分かれており、切り替わる際は上記の変化が生じます。第2部に入るともう日本に戻ることはできません。当攻略ではチャートの1~3が第1部、以降が第2部となっています。
主人公の性別による違い
- 男性のほうが力が高い
- 女性のほうが素早さが高い
- 女性のほうが法術威力が高い?
- ところどころ会話相手の台詞が異なる
- スタッフロールの一枚絵が異なる
- エンディングの後日談が異なる
確認できた違いは上記の通り。個人的には日本編のパーティーのむさ苦しさを回避するために女性のほうをおすすめします。法術威力はやや曖昧ですが、正しければ後半のとあるタイマン戦が少し楽にもなります。
戦闘表示モード
ほぼアクションと数値で表示される「動」と、普通に文字で表示される「文」の2つがあります。
前者のほうが個性的なのですが、数値が漢数字で表示されるのが若干わかりにくいのと、アクションが入るぶん少しテンポが悪いという面があります。コンフィグのほか、戦闘中でも「Xボタン」で切り替え可能です。
特殊コマンド
- 一斉
- 仲間加入後の不動の専用コマンド。全員での強力な1回攻撃を行います。ほかの仲間は行動不可。
- 守護
- 常由の専用コマンド。敵の通常攻撃からほかの仲間を防御しつつ庇いますが、行動後でないと発動しません。
式符
- 不動のみ使用可能
- 使用枚数に応じた式神を召喚し敵全体を攻撃する
- 初期は2枚まで同時使用可能。式神は1枚でも2枚でも式魂
- レベル8から3枚まで同時使用可能に。3枚での式神は火の鳥
- レベル16から5枚まで同時使用可能に。5枚での式神は巨人
- レベル24から10枚まで同時使用可能に。10枚での式神は龍
- 移動中に使用すると、次の戦闘の開始時に龍以外がランダムで発動する
式符の仕様は上記の通り。もちろん、多くの枚数を要する式神ほど威力は高くなります。式符は宝箱、町のツボ、敵のドロップで入手できるほか、鎌倉、吉野ヶ里、少林寺では1枚100銭/銀で購入も可能です。
弁慶はNPC
タイトルキャラである弁慶は、今作ではあろうことか「NPC」となっており、戦闘ではたまに攻撃してくれる程度の存在感となっています。ステータスはいずれも表示されませんが、恐らく不動の強さに応じていると思われます。
また、全部で7つ存在する「戦鬼の~」系の武器は、入手するだけで弁慶の攻撃力や攻撃パターンに影響を及ぼす…のではないかと思います。このあたり全般的に曖昧です。