ウィザードリィ サマナー レビュー

スポンサーリンク

サマナーのサマナーによるサマナーのための

機種 ゲームボーイアドバンス
ジャンル RPG
発売元 MEDIA RINGS
発売日 2001年12月21日
評点   (5点)

タイトルの通り、新職業「召喚師」を目玉としたGBAのウィザードリィ。
無機質なイメージのWizにやわらかいグラフィックを載せ、ライトユーザーにもとっつきやすい作品になってい…そうな雰囲気から気軽に手を出してみたものの、この召喚師という新職を加えるのにひとつ、さらに召喚獣を利用するには最低もうひとつのパーティー枠を用意しなくてはならず、これまでの基本的パーティー構成の理念が崩される、実際はのっけからとっつきにくい作品となっておりました。

そんなわけで「ほんとにサマナーって必要なのかな…」「でもタイトルにもなってるし…」のような猜疑心にまみれたまま始めてみましたが、なるほど、確かに召喚獣は物量からもパーティー二枠分以上の働きをしてくれますし、ほどよい間隔で新しい召喚獣とも契約ができ、様々なタイプの召喚獣が扱えるのもなかなか楽しい。「6人 vs 大量の敵」というのが基本構図であるWizにおいて、こちらも6人以上の勢力で対抗できるのは新鮮な体験でもあります。

しかし、サマナーの本当の役割は、決して召喚などではありませんでした。

本当は真っ先に言うべきことなのですけど、本作、経験値が異様に少ないです。
例えば前半のダンジョン「迷いの洞窟」では、B1で数十名の群れを倒して10ちょいの経験値しかもらえないことに愕然とし、同フロアの召喚獣マンドラゴラから約300ほどの経験値がもらえて「おおー!」となったのも束の間、その後は階層を深めてもせいぜい700程度までしか増えず、最深層B5では敵はかなり強化されているにもかかわらずやはり300ちょいしかもえなかったりする不可思議なバランスを有します。
よって、大抵のプレイヤーは次のレベルまでの数万の必要経験値に対し、このマンドラゴラを延々と狩り続ける期間が生まれます。もう…マンドラゴラ、見たくない…。

この理不尽なまでの取得経験値の少なさは、感覚的にはまるでリミッターがかかっているようなもの。
そしてリミッターを解除できるのも、やはりこのサマナーなのでした。

サマナーのレベル8の魔法のひとつ「レベルドレイン」。どうやらこれがリミッターを解除するカギになっているようで、発動条件はこの魔法を命中させるだけ。するとさっきまで数百だった経験値が数十万に変わり、また敵のレベルが高いほど跳ね上がるようで、レベル80ほどのボスからは300万以上、さらにエクストラダンジョンのレベル1000オーバーの敵からはRPG史上稀に見る億単位の経験値がもらえるようになります。

実際どこまでが仕様でどこからがバグなのか判然としませんが、とりあえずサマナーは加入必須なんだよーという製作側の意思だけは十分に伝わってくる内容でした。
その他、ストーリーが全く記憶に残らない、経験値とは逆に取得金額がやたらと多い、アイテムドロップのバランスがちょっとおかしいなどの残念な点も目立ちますが、割り切ってプレイすれば、Wizの優秀な基本システムのお陰でそれなりには楽しめる作品だと思います。

攻略ページ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
^