サージングオーラ レビュー

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魔法といえば詠唱文

機種 メガドライブ
ジャンル RPG
発売元 セガ
発売日 1995年3月17日
評点   (7点)

RPGで魔法が気軽に唱えられるのが気に入らない。魔法といえば詠唱文が必須だ。詠唱文のない魔法なんて魔法ではない。そんな貴方の欲求をもしかしたら満たしてくれるかもしれないRPG、それが本作「サージングオーラ」です。

メガドライブが誇る「メガロープレプロジェクト」の一環として作成された本作。しかしかなりの難産だったようで、発売は結局メガドライブの晩期も晩期、すでにセガサターンも出回っている95年であり、上記プロジェクトでも最後の作品に当たります。

舞台はオリエンタルでアラビアンな世界観。主人公で王子様のムウは、怪しげでギリギリなうさぎっぽい何かに過去に飛ばされて、若かりし頃の両親などと協力しながら呪法師ルフィードを倒すという、ちょっと「アレサ3」な展開を突き進みます。
オープニンングではパスファルダ王国建国20周年の式典を前に、ムウが幼馴染のセイラに起こされるところから始まります。

セイラ

まず見てほしいのがこのグラフィックですよ。
あのいのまたむつみさんを迎え、積極的に大きな一枚絵を多用してくるオープニングはさすが晩年作品らしいクオリティを感じずにはいられません。メガCDやSUPER CD-ROM²のような、ちょっとした高級感が漂います。
…が、本編でこういった一枚絵が使われることはほんとどなく、その落差にはちょっと肩透かしを食らうかもしれません。ちなみにこの幼馴染のセイラも物語の性質上ほとんど登場しません。

そんな本作の特徴は、何よりも呪法(要するに魔法)にあります。主人公のムウは生粋の呪法師ということで、呪法の占める重要度が他作品よりも高め。例えば攻撃系の呪法の威力は通常攻撃の軽く数倍はあり、より戦局を左右する要素と言えます。

しかし、戦闘中に呪法を使用するには「詠唱文」を唱えなくてはなりません。呪法を選択するとムウの頭上に詠唱文が、例えば序盤の攻撃呪法サングバランでは「サングバラン サート ハレジュ」という一文がゆらぁっと流れ始め、読み終わって初めて呪法の発動となるのです。詠唱中に攻撃を受けると詠唱は一旦止まってしまい、さらにその状態でもう一度攻撃を受けると詠唱失敗という、呪法の威力が大きいだけに、その扱いもシビアなものになっています。

そんなわけで、最大3人パーティーの本作の編成では、ムウ以外のキャラに「護衛」というコマンドがあり、敵の攻撃からムウを護ることが可能です。入れ替わり立ち替わる他の仲間はいずれも戦士系で、もちろん通常攻撃もそれなりになるものの、基本的にはムウの盾的存在となります。男性陣はもちろん、男勝りの王女様も若かりし頃の母親もみんな盾的存在です。いかにムウに円滑に呪法を唱えさせることができるか、それが本作の戦闘の最大のキモなのです。

他にも敵の呪法を無効化できる「逆呪法」というものもあったりして、なかなか新鮮な駆け引きが楽しめました。呪法に重きを置く一方で、通常攻撃でもやっていけると言えばやっていけるんだけど、やっぱり呪法を使ったほうが強いというバランスが絶妙です。
せっかくの詠唱文は実声があるとさらに映えると思うので、そういうリメイクがあったら面白いと思うのですが、まぁ、ないでしょうなぁ。

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