ソーサルキングダム レビュー

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システムが光る

機種 メガドライブ
ジャンル RPG
発売元 メサイヤ
発売日 1992年1月31日
評点   (7点)

システムの個性が光るメガドライブのRPG。
失踪した偉大なる冒険者の父を探すためと、自分自身そんな父を超える冒険者になるため、王様に謁見して旅立つところから始まるというドラクエ3な冒頭の物語です。基本的に最初の町ランデールを起点として、各方面のイベントをこなしていきます。

カッコ悪い主人公

まず思うのが、主人公の見た目のカッコ悪いこと!
イメージとしてDS版ファイアーエムブレムのロジャーを彷彿とさせます。「ヴァーミリオン」といい、この頃のメガドライブの主人公はこう「ぼてっ」としているのがカッコいいとされていたのでしょうか。

そんな本作で際立っているのは、何といっても戦闘のシステムですよ。
フィールド上に敵の姿が見える一見シンボルエンカウント風なのですが、隣接したり「たたかう」コマンドを選択すると、その配置のまま簡易的シミュレーションRPGに突入するという変わったもの。敵の数や初期位置など、自分に有利なかたちで戦闘を行えるかはすべてこの入り方次第となります。

これがなかなかうまくできていて、例えば万全を期するなら丁寧に一匹ずつ戦っていけばいいのですが、敵さんは別段こちらを追ってくるわけではないし、ついつい面倒になって避けて進もうとしたら…、逆に敵に囲まれた最悪なタイミングで戦闘に突入してしまったりと、往々にそういうことが起こるのです。

また、当時にしては珍しいことにレベルの概念がなく、能力値はロマサガのような戦闘毎にちょっとずつと、イベントをクリアして王様から新たな「称号」を授かることでガッと上昇するという方式です。魔法の習得もこのタイミングなので、総じてこの称号授与は本作で一番そそる瞬間とも言えます。なのでついついイベントを早めに進めがちになってしまい、敵に囲まれた最悪なタイミングで戦闘に突入してしまったりと、往々にそういうことが…。

その反面残念だったのは仲間の存在感で、加わる動機が希薄というのもさることながら、簡易的シミュレーションRPGの戦闘は基本的に敵との交互進行かつ、同じ人だけを動かし続けることも可能なため、結局は主人公だけを強化してしまえば大抵の場合はどうにかなってしまうというのが正直なところなのです。
他の仲間の役割といえば時折魔法を使うくらいのもので、感覚的には仲間が増えたというよりも選択肢が増えたと言ったほうが正しいかもしれません。さすがに終盤のボス戦ではこの限りではないにせよ、もっと全員が活きる仕様であって欲しかったと思います。

他、最初の町からそこそこ強い武具が売っていることや、ウィザードリィのように売った品物がそのまま店に並ぶところなど、アイテム関連も当時にしては斬新です。また最強武器の威力が突出していたりもし、そんなところも個人的には高評価。

ハード特性や知名度、個性の弱い仲間や短めのストーリーは確かによく言われている「地味」という印象が拭えませんが、戦闘に代表される特有のシステムは当時にしたら本当に新鮮で、一般的RPGから脱却しようとシステムに個性を持たせた成功例ではないかと思います。

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