シンドバッド 地底の大魔宮 レビュー

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アラビアンRPG

機種 PCエンジン
ジャンル RPG
発売元 IGS
発売日 1990年6月25日
評点   (6点)

PCエンジンの、ありそうでなかったシンドバッドを題材としたRPG作品。
友人のアリババから憧れのシェラザード王女が盗賊にさらわれた話を聞いたシンドバッドは、喜び勇んで王女の救出に出かけ、ついでに行方不明の父親を探す旅に出ます。冒頭は王女と結婚する夢を見ているシンドバッドが、母親の声で起こされるというコテコテの展開から始まります。

フィールドの砂漠風景やターバンを捲いた街の人々、アラビアンチックなBGMに「キャラバン」と表記されるパーティーなど、当然ながらそこかしこにアラビアンな雰囲気が醸されています。
しかし逆に言えばその辺が特色であるため、システムはレベルが「時空戦記ムー」のように一括で扱われているのがちょっと珍しい程度で、他は特別際立ったものはありません。普通に経験値やお金を稼ぎ、レベルを上げて装備を強化してイベントをこなしていく、RPGとして至極一般的な流れとなります。

ただ、この時代のRPGによくあるように、難易度は少々高めです。
特に開始直後からいきなり際どく、例えば「攻撃は最大の防御だぜ!」などと言いながら所持金を武器に費やしたりすると泣きを見ます。中盤以降は敵の攻撃が熾烈になり、徐々にシェラザードの「オーム」とゴクーの「イカズチ」という全体攻撃魔法の使用が前提のバランスになっていきます。シンドバッドとアリババの立場が微妙です。

正直言って平凡の粋を出ない内容ではありますが、このアラビアンな世界観自体がRPGでは珍しいものだけに、好きな人にはそれだけで価値のある作品ではないかと思います。もし興味が沸いたなら、ぜひともこの千夜一夜物語のひとつ(嘘)に触れてみてください。

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