死霊戦線 WAR OF THE DEAD レビュー

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海外ホラー映画

機種 PCエンジン
ジャンル アクションRPG
発売元 ビクター音楽産業
発売日 1989年6月28日
評点   (6点)

PC88やMSXの有名作品のPCエンジン移植版。
ストーリーは、チャニーズ・ヒルという街が突然通信が途絶えたので、政府が軍を動かして調べてみるとどうやら死霊的なものが大量発生して大変なことになってるということで、超能力特殊攻撃部隊「S-S.W.A.T.」で攻めさせるもほぼ壊滅、そして主人公である最後の隊員、ライラ=アルフォンに緊急出動が下る…という、まるでこの時代の海外ホラー映画のような冒頭です。

基本的には綿密なフラグ立てをこなし、点在する建物の生存者を安全地帯である教会に集めていくという流れ。
一応超能力者ということで、武器に「SP処理」という攻撃力を上昇させる処理を施して、初期装備のナイフから、最終的には火炎放射器やバズーカまでも駆使し、「黄泉路」を通って現れるというクリーチャーを殲滅していきます。

このクリーチャーたちが、それはもう絶望的なぐらい不気味な風貌をしていまして、ほんともう火炎放射器で根こそぎ焼き尽くしたくなるほど気持ち悪いのですよ。不気味と言えば同ハードの「邪聖剣ネクロマンサー」が思い浮かびますがそれすらも凌駕するほど、そこにはドラクエ等のモンスターのようなかわいらしさは微塵もありません。

戦闘BGMが三種類あり、序盤はいかにもザコ戦といった曲から、建物内のちょっと強い敵にはちょっと手応えのありそうな曲に変わり、後半のボス等はまるで遭ってはいけないものに遭ってしまったような曲が流れるという三段階。ボートに乗りながら初めてその三つ目のBGMの敵に遭遇した時は、よくわからないままとりあえず全力で逃げました。怖すぎです。

クリーチャーを倒すと必ず経験値がもらえるわけではなく、銃の弾丸か、HPを回復する赤い球か、SPを回復する緑の球か、そして経験値を貰える青い球かを落とすという変わった仕様です。どのクリーチャーがどれを落とすかは大よそ決まっていて、上記のような物々しく現れるクリーチャーをがんばって倒してみても普通に緑の球を落としたりするのでなんだか報われない気持ちになります。
まあ、これは経験値が9999を越えるとHPが0になるという壮絶な仕様のための配慮なのかもしれませんが。

もともとがPCの作品ということで、纏わり付く不気味さと、荒廃した街並みが醸し出す孤独感が徹底している印象です。犠牲者も出たりするので、こういう世界観に必須な絶望感がなかなかよく出ていたのではないかと思います。バイオハザードなんかが好きな人に向いてそうな作品。

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