サガ3 時空の覇者 Shadow or Light レビュー

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安定のリメイク

機種 ニンテンドーDS
ジャンル RPG
発売元 スクウェア・エニックス
発売日 2011年1月6日
評点   (8点)

前作に続く、「時空の覇者 Sa・Ga3」のリメイク作品。
グラフィックや効果音などの根幹的部分は「2」のリメイクの雰囲気をそのままに、レベル制の廃止や武器の回数制の復活など、シリーズの中では「異端児」扱いだったオリジナルを「サガらしく」変え、さらには主題になっている時空を活かした新システムやフリーシナリオの追加要素も加えた、リメイクとして理想的な内容になっています。

システム部分は他にも変更点は諸々あるのですけれど、何よりも大きいのはオリジナルではほとんど言葉を発しなかった仲間たち、ポルナレフ・ミルフィー・シリューに個性が与えられた点でしょう。約20年の時を経て、ようやく騒ぎ始めた仲間たちは思った以上にアホばかりで、やや堅いイメージのあったオリジナルの雰囲気をいい感じに壊してくれました。特に性悪妖精関連のフリーシナリオは笑えます。

また本作の場合はストーリーにも大きな変更が与えられ、ワンダラーという謎の人物の登場と、それによって本来の設定を変えられてしまったとある御方。明らかに悪人面へと変貌したその御方の様相は、GBアレサシリーズの黒幕の変貌ぶりを彷彿とさせます。その正体が明らかになる最後の一幕はどこか推理小説の真相解明部分のようで、妙にドキドキさせられました。

ほとんどの点が良化したと言っていいリメイクなのですけれど、個人的に残念だったのはラストのラグナ神戦。オリジナルにある、主人公の父親の脳を使ったステスロス2号が突っ込んでくるという演出は、リメイクでストーリーに厚みを出すとしたら絶対にここだ!と思っていただけに、まさかまるまるカットされてしまうとは思いませんでした。

前作とほぼ同じリメイク具合なので、リメイク後でも前作を越せないのはある意味しょうがないといったところでしょうか。それでも、シリーズの中で浮いてしまっていたオリジナルをサガらしく生まれ変わらせたのは、それだけで意味があることではないかと思います。本作は紛れもなく「サガ」でした。

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