鬼武者タクティクス レビュー

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フレンドリーな仕様の良作

機種 ゲームボーイアドバンス
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 カプコン
発売日 2003年7月25日
評点   (7点)

本家の作品も、友人たちが嵌っていたスロットさえも手を出さなかった自分が、初めて鬼武者の世界に入った作品です。

題名の通り、鬼武者の世界をタクティクスオウガのシステムにしたもので、特筆すべきはその難易度ですよ。シミュレーションRPG、特にこのタクティクス系とも言える高低差の概念のあるものは、どうしてもタクティクスオウガの影響から「難しい」とか「シビア」とかのイメージが付きまとっていると思うのですよね。こういう高低差のあるマップを見ると思わず身構えてしまいます。

ところが本作はそのイメージをかなり払拭してくれるもので、なにしろ仲間がやられても問題なし、向きの概念なし、退却しまくりでレベルを上げすぎても問題なし、というかそもそもレベル上げをする必要もそれほどなしというフレンドリーな仕様。加えてノリも若干軽めのタッチで、非常にとっつきやすい作品に仕上がっています。

ストーリーは本家がどういうものかは知らないのですが、鬼との混血である主人公が、思いっきり悪役に扮した豊臣秀吉や織田信長を倒すというもの。信長も秀吉もこれでもかというくらい悪人面で、その反面明智光秀がかなりまともな人物という、どちらかといえば従来と逆の立ち位置になっています。
こんな感じに歴史上の人物少々とオリジナルキャラが織り交ざる世界観で、歴史からは他にも風魔小太郎や出雲阿国といった方々も登場し、風魔小太郎は「これからは忍びもサイエンスだぜ!」というぶっ飛んだ台詞を吐いたりしてくれます。他、那須与一も登場しますが、これは時代的に無理があるのでは。

システムは敵を倒すことで入手できる幻魔石と魂を使ってアイテムの合成や強化が可能で、RPGとしては王道なシステムといえど、やはりそそられるものがあります。また途中からは簡易版死者の宮殿とも言える「幻夢空間」というところに行くことができ、そこでしか入手できないアイテムの製法もあったりします。
他、「一閃」という非常にカッコいいカウンター技があるのですが、ほとんど使う場面がなかったなぁ…。

手強い難易度を求める人には物足りないかもしれませんが、作品としての完成度は高いです。とにかくとっつきやすさは随一で、タクティクス系のシミュレーションRPGに挑戦したい人にはうってつけの入門作と言えるでしょう。

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