ノスタルジオの風 レビュー

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吹き荒れるノスタルジー

機種 ニンテンドーDS
ジャンル RPG
発売元 テクモ
発売日 2008年11月6日
評点   (9点)

飛空挺を駆る大空の冒険という、まあーとにかく魅力的な設定背景を持つDSのRPG。初めて知ったときは絶対に「雰囲気負け」している作品と思っただけに、この評価は自分的にも予想外です。

舞台は19世紀末を元にしたややファンタジーな世界観で、イギリスの少年エディが主人公。行方不明になってしまった冒険者の父を探すため、自らも冒険者になるという冒頭から始まる物語。

予め言っておくと、ストーリーもシステムもとりわけ奇抜なものはありません。公式でも述べられているように、ひたすら王道を貫いたRPGといったところで、衝撃的な展開などは期待しないほうがいいでしょう。

ですが、王道を突き詰めたストーリーや演出は過去の名作のハイライトを見ているかのようで、確かにノスタルジックな気分に浸らせてくれます。「ああー、こういう展開好きだわー」と思わずニンマリさせられてしまうのです。初期のPS作品を彷彿とさせるグラフィックも、そう考えると確信犯なのかもしれません。

よく欠点に挙げられるのが空中戦のバランスなのですけれど、個人的にはその部分に一番ノスタルジーを感じたのです。あのちょっと遠出してみたらレベルの跳ね上がった敵に圧倒される感じとか、バランス無視の無法地帯感とか。序盤、吹雪の中で出遭ったニーズヘッグのびっくりするような硬さや、ペガサスの美味しい経験値などはそういう感覚を久しぶりに味わわせてくれました。世間一般の欠点まで楽しめたのだから、評価が低いわけがありません。

他、富士山ので父親のめちゃくちゃな行動とか、雑技団のような協力攻撃とか、仲間のちょっとしたリアクションも良かった。初めて空の第三階層に昇ったときはその神秘的な雰囲気に鳥肌が立ちました。終盤のパラケルススとの空中戦からの展開は最高です。

結局最初から最後まで、本当に気持ちの良い作品でした。レトロゲーマー向けと言えばそうかもしれませんが、公式で流れる雄大なBGMに少しでも感じ入るところがあったなら是非ともプレイしてほしい、大当たりな一作でした。

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