忍者武雷伝説 レビュー

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頭が上がらない

機種 メガドライブ
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 セガ
発売日 1991年12月6日
評点   (7点)

メガドライブの誇る本格的な和風シミュレーションRPG。
ワゴンセールでは割かし常連でしたが、決して気安い作品ではありません。

時は戦国。民衆を苦しめている織田信長を倒すため、主人公の武雷は他3名と「風の軍団」を結成して旅立ちます。

まあパッケージから伝わる通り、かなり硬派な作品です。太鼓の鳴り響くオープニングから、ステージのBGMは純和風テイスト、メニューを開く度に「いよぉー」と合いの手が入り、戦闘に入れば常に天気の悪い中どこからか角笛のような音が響き、掛け声と共に攻撃を開始します。ターンの切り替え時に「私の番です」「あなたの番です」という表示が出るのがズコーという感じではありますが、雰囲気作りはできていると思います。

しかしそんなことよりも、本作一番の特徴はその難易度にあります。当時中学生だった自分は、「ファイアーエムブレム」によって培われた「俺ってシミュレーションRPGうまいかも?」という増長天な自信とプライドを、本作によって一度叩き壊されました

まず弓兵の射程が1しかないことや、攻撃が同時なため瀕死の敵を攻撃してもダメージを食らうなど、やや上級向けの仕様に戸惑います。またファイアーエムブレムでは聖戦の系譜から登場した「三すくみ」の相性が本作ではすでに実装されているのですが、そんなことは説明書のどこにも書いていないので、自ら体得することが早急に課せられます。初回プレイで瀕死の武者に攻撃を仕掛けた武雷が返り討ちに遭ってGAME OVERになったのには茫然自失でした。

そもそも最初の章からしてまったく同じ職種・人数のガチンコ勝負なので、自ずとプレイヤースキルが問われるというものです。加えて日数(ターン数)の制限まであるので、中盤以降はより綿密な戦略が必要とされます。

全10章という、字面だけでは少なめのボリュームに見えますが、実際クリアできるのは相当な試行錯誤の末になるはずなので、決して短いなどの印象は受けないことでしょう。エンディングも硬派な本作らしく淡々極まりないものですが、思わず両手を頭上に突き上げるほどの達成感がありました。

華はまったくありませんが、硬派で手強い良作といったところ。
新人の頃の直上の上司のような、個人的にいつまでも頭が上がらない作品です。

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