モンスタニア レビュー

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シンプルシミュレーションRPG

機種 スーパーファミコン
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 パック・イン・ビデオ
発売日 1996年9月27日
評点   (6点)

シミュレーションRPGというジャンルを敬遠する人の中で、「覚えなきゃいけないことが多そうだから」という理由を挙げる人はいませんでしょうか? だとしたら、そんな貴方に「モンスタニア」をおすすめいたします。

タイトルだけだと、モンスターを操ることのできる「ブリーダー」とか呼ばれたりする人たちが、数多のモンスターを駆使して繰り広げる壮大な物語に聞こえがち。モンスター個々の特性を熟知し、場面に応じた臨機応変なパーティー構成が求められ、その攻略本の厚さは軽い辞典並みに…とまで思うかどうかはわかりませんが、実際はかなーりシンプルな内容で、モンスタニアというのはただ物語の舞台となる島の名前だったりします。
主人公のフロンはこのモンスタニアに住んでいて、妖精を見たいということで不思議な光を追っていき、そのフロンを追ってきた幼馴染のティアなどと、それなりの騒動に巻き込まれていくといった物語。

一般的システムと何が違うかというと、まず各ステージ最大2名しか出れず、その2名もストーリー上の固定なので、よくあるステージの最初に誰を出すかで悩むことがありません。また経験値の概念もなく、レベルアップは毎回ステージクリア時のみ。成長率の一覧を眺めて誰を優先的に育てるかで悩んだり、敵も強くなってしまうからとわざわざレベルを抑える必要もありません。
アイテムや装備品も最低限で、クラスチェンジなんてもちろんなし。そもそもステージ間の編成画面でさえ、できることは装備の変更とアイテムの確認、あとはセーブとオプション設定くらいのものなのです。

しかしシンプルだからとて、イコール簡単ということではありません。
なにしろレベルが固定というのは難易度調整の格好の標的なので、難しいステージは本当に難しい。対するプレイヤー側は自身のリアルスキルを上げる以外に対処法がなく、システムはシンプルなれど、この作品特有のコツを掴むことが早急に課せられます。特にクセのある移動方法やAPの回復、敵の行動のパターン、スキルの特性などなど。…あれ、結局覚えることは結構あるのかも。感覚的には詰め将棋に近いものがあります。

残念なのはシンプルなのがシステムだけでなく、ストーリーや演出もどこか淡白になってしまっていて、そのうえ短いというところ。
可愛らしい絵柄のキャラクターが妖精を巡る物語という設定は、童話や絵本のような雰囲気があって非常に良いと思うので、システムがシンプルならば、その分ストーリーに注力してほしかったと思うのです。お話としては本当に好きな部類だけに、全体的に掘り下げたらかなり良い作品に化けられる気がするのですが。

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