マーメノイド レビュー

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宝塚歌劇

機種 プレイステーション
ジャンル RPG
発売元 エクシング
発売日 1999年8月5日
評点   (6点)

「人魚」が登場するRPGは数あれど、それが主役になると一気に斬新な設定となります。最初本作の存在を知ったときは「本当にRPGなのか?」と思いきり訝しんだものです。
ところがきちんと武器あり防具あり魔法ありと、システムは確かに一般的RPGそのもの。しかしやはりというか何というか、世界観が思いっきり飛び抜けていて独創的。そんなプレイステーションのRPG、「マーメノイド」の紹介です。

舞台はマーメノイアという女性の人魚しか存在しない世界で、アーディンという記憶喪失の人魚が主人公。自分の生い立ちやマーメノイアの秘密を解き明かすとか、そんな感じのストーリーだったと思います。

まず気になったのは、常に海中という舞台ですよ。しかもどうやら海上なんぞ存在しない設定のようで、ちょっと先がもう真っ暗という深海です。この深海という響きに人一倍の恐怖と魅力を感じる自分としては、まるで深海の疑似体験をしているようで、やや閉塞感を感じつつも、常時ドキドキさせられっぱなしでした。馬鹿でかい深海魚とか、さらなる深海に手動で進む展開とかったらもっと面白かったのになぁ。怖いけど。

システム面では「技」がなかなか面白め。切る・突く等の基本技と、それを昇華した必殺技があり、必殺技は予め習得可能な武器が決まっているので、弱い武器も迂闊に手放せないという特徴があります。また基本技も最後のほうには「斬刻み突打つ」とか「叩壊し叩下す」とかすごいことになっていきます。

とはいえ難易度は低いので、あまり拘る必要がないのは少々残念なところです。というのも、基本の回復魔法に「ヒールライト」というものがありまして、これが回復量が半端なく、しかも全員がけも可能という性能なので、要するに序盤からベホマラーが使い放題のようなものなのです。敵さんは特別弱いというわけではないのですが、使い放題のベホマラーの前にはどんなRPGもバランス崩壊は必至。手強いRPGを求める人には物足りなく感じてしまうことでしょう。

独創的な世界観は大げさながら宝塚歌劇のような雰囲気があり、その高尚な演出は正直自分には少々敷居が高かった気がするものの、なんとなくこれはこれで、こういうRPGあってもいいんじゃないかと思います。
しかし、PSの性能ではちょっと伝えたいことを表現し切れていない感がありました。もし今の技術でリメイクなんてことがあったならかなりすごいものが出来あがってしまうかもしれません。こういうに作品こそ美麗なグラフィックは必須。リメイクの際にはぜひ馬鹿でかい深海魚も。

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