ロクス・アルバ レビュー

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超硬派洋ゲー調

機種 PC98
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 アルゴラボ
発売日 1995年4月21日
評点   (6点)

自分がPC98に傾倒していた時期に、急に兄から「ヒマだったらこれもやってみな」と渡されたのがこの作品。台詞と態度に「俺には合わなかった」というニュアンスがふんだんに含まれていおりました。

本作の概要を簡単に例えると、KOEIが代表する三国志シリーズを、西洋風のオリジナルストーリーでアレンジした作品といったところ。なので正式なジャンルはSLGになるのかもしれませんが、一応レベルの概念があるのでシミュレーションRPGと言えなくもありません。
また、ジャンルと世界観だけなら「スペクトラルフォース」に近いとも言えるのですが、そんなことなど微塵も感じさせないほどキャラクターが硬派な洋ゲー調で、ここは人を選ぶのではないかと思われます。どちらかといえば「バハムート戦記」のほうが近いでしょうか。

プレイヤーは五つの国の中からひとつを選び、集めれば何かが起きるという「アウローラの鍵」の欠片を求め、大戦に身を投じていくとかそんなお話。

システムも三国志的というか、SLGとして基本的なものでありながら、例えば武将にあたるキャラクターや、それぞれが持つ10~20名ほどの兵士全員にもレベルや装備の概念があったりと、思いのほか細かい仕様に驚かされます。戦闘も三国志と似たような方式で、豊富な選択肢など、そこそこの戦略性を楽しめるものとなっています。

なのですが、戦闘には「自動戦闘」と「簡易戦闘」というものもあり、これらを選ぶとすぐに決着がつくうえ、部隊の数が上回っているとだいたい勝ててしまい、まともに手動戦闘を行うメリットというものがほとんどありません。またこの「自動戦闘」と「簡易戦闘」では「敵が退却できない状況でないと敵将を討ち取れない」という仕様らしく、これは一瞬めんどくさいと感じますが、逆に言えばそういう状況にさえしなければいくらでも経験値稼ぎができるということで、第一部の最後で敵を一勢力だけ残して大勢の自軍で取り囲み、敵が攻めてくる ⇒ 数に物を言わせて自動戦闘勝利 ⇒ レベルアップということを繰り返していたら、それ以降が完全にヌルゲーになってしまいました。現在の自分だったらそれも楽でいいじゃんと思えるのですが、当時の自分はなにかと手強い作品を求めていたので、この「自動戦闘」と「簡易戦闘」の存在がどこか疎ましく感じたものでした。

いかんせん硬派すぎるキャラクターのため万人受けする作品ではないでしょうが、続編や外伝が出ているらしく、一部のコアなファンの獲得には成功したものと思われます。個人的にはもうちょっと難易度があってもいい、というよりも自動や簡易戦闘の仕様を変えたほうがいいとは思いますが、システムの異様な細かさなど好感を持てる部分も多く、家庭用ハードのどれかに移植されていても不思議じゃないと思えます。環境があるならもう一度やってみたい作品です。

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