貝獣物語 レビュー

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貝獣

機種 ファミリーコンピュータ
ジャンル RPG
発売元 ナムコ
発売日 1988年11月18日
評点   (7点)

貝の獣で「貝獣」。主人公の少年と、そんな可愛らしい3人の貝獣さんたちで大魔王ファットバジャーを倒すというRPGです。

パッケージの箱が大きくて、中には世界地図や貝獣さんたちのフィギュア、そして後半まで決して開封してはならない「涙の密書」という物が入っていてサービス精神旺盛でした。当時の自分は頑なにこの言い付けを守り涙の密書未開封を貫いたのですが、いざ開ける場面になったところで大して役に立たなかったのはいい想い出です。

基本システムは一般的RPGながら、主人公と3人の貝獣は初期位置がそれぞれ大陸の四隅に配置されていて、「パス」というコマンドでそれぞれのキャラにスイッチすることが可能です。一人を強化して迎えに行くもよし、各々をそれなりに鍛えて中間地点で合流するもよし。この手法はなかなかに斬新で、初めて別の仲間が画面に現れたときは仄かな感動がありました。

ストーリー的にはかなりのお使いゲームということになるのでしょうが、慢性的な資金不足と、強力な市販装備が本当にいろいろな町に散らばって売っているせいか、不思議と飽きさせません。出現する敵の組み合わせによっては撃破後に「さいふ」を落として多めの金が手に入るなんてこともあり、そんなちょっとした演出が妙に嬉しかったりします。

悪魔の罠

それなりに戦闘を重ねていくと、戦闘中のとある法則に気が付きます。
それは一人の敵が、同じキャラを2ターン連続で攻撃するということが絶対にないということ。これはどういうことかというと、本作の「防御」は貝獣だったらその貝に閉じこもるというもう本当に「防御」であり、その効力たるやドラクエの「大防御」の如くどんな攻撃にも「1」しか食らいません。要するに強力な敵と対峙した場合、まず1ターン目は全員で防御をし、次のターンからは前のターンで攻撃されたキャラだけ攻撃するということを繰り返せば、かなりの軽傷で撃破することができるのです。この戦法は「ヤドカリ戦法」という名前で某雑誌の裏技コーナーにも掲載されていました。

このヤドカリ戦法は戦闘システムの法則上、敵が2体出現した場合にも対応が可能で、さらにクピクピの「どこでもセーブ」やバブの「エスケープ」と併用することで、比較的低レベルでもイベントを進めることが可能になります。
当時の自分はこの戦法を駆使し、時には撃破し時には逃げ惑いながら、いよいよ普通にプレイしていたらありえないような低レベルでラストダンジョンの手前までたどり着くことができました。
しかし、ここで「悪魔の罠」というものが立ちはだかるのです。

悪魔の罠とは大仰な名前の割に、それ自体は比較的初期に、よく大陸から大陸へと渡る祠の中で突然始まるミニゲームのこと。簡単に言うと超簡易的なシミュレーションRPGのようなもので、それぞれのキャラを1ターンに1マスずつ動かし、敵とぶつかればタイマンでの戦闘が始まるというもの。そう、タイマンなのですよ。

ラストダンジョンの周りはこの悪魔の罠で囲まれていて、この罠を最低一度はクリアしない限り突入できない仕様なのでした。前述の祠で発生する罠は敵もザコいので連打していれば終わるのですが、ラストダンジョン付近の話なので敵のレベルは段違い。そんな敵とのタイマンが強制されるので、低レベルで突き進んできた自分には成す術なく、結局泣く泣くレベル上げを余儀なくされたのでした。

またこのハイレベル悪魔の罠は、後半になるとたまに普通に町から出るときに突然発生するようになります。原因はいまだによくわかりませんが、当時の自分はとにかくその発生時の「ボウウウゥ」という効果音が恐ろしく、その度にコントローラーを投げ出すほどトラウマになりかけました。特に何度もやられた「ム・バ」とかいうよくわからない形状の敵の姿は今でも見るだけで戦慄が走ります。

攻略ページ
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