ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 レビュー

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初代作のリメイク

機種 ニンテンドーDS
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 任天堂
発売日 2008年8月7日
評点   (7点)

ファイアーエムブレムの初代作「暗黒竜と光の剣」のDSリメイク作品。
SFC版の1部を含めるなら2度目のリメイクということになりますが、厳密にはファミコン版の初代作の再リメイクといった風で、削られていたマップやキャラクターの復活、メリクルやオーブといったアイテムの性能など、いろいろと初代作準拠になっています。

まず物議を醸すのが、大幅に変更されたキャラクターのデザインでしょう。シリーズこれまでのアニメ調の絵柄に比べると、確かに拒否反応を起こす人がいてもおかしくありません。しかし自分は先に「新・紋章の謎」をやっていたのと、シリーズの萌え化を危惧する気持ちもあったので、この点に関してはほとんど抵抗はありませんでした。ただ「新・紋章の謎」と比べても見劣りは否めなく、「蝋人形」という揶揄はあながち遠からずといったところです。

個人的にはそれよりも、まず「兵種変更」のほうが問題です。常に全員出撃という少数精鋭の作品ならまだしも、50人という大所帯を扱う本作にこの仕様は合わないというか、もったいないという気持ちが先行します。状況に合わせて兵種変更をするのではなく、各職業のキャラクターを使い分けるほうがせっかくの大人数が活きてくるのでは。

そして何より大問題なのが、「外伝の出現条件」でしょう。これだけ息の長いシリーズなので、戦死者ゼロというプレイスタイルに拘る人は決して少なくないはず。そんな美学を真っ向から覆すこの仕様は、一部の古参プレイヤーに対してほとんど喧嘩売っているものだと思います。自分も思いっきりこの部類で、現在でも外伝には一度も行っておりません。

うわー、なんかいかにも頭の固い人の感想になっちゃっていますが、初代作の発売が90年、そこから長い年月を経て染み付いたプレイスタイルというのは、やはり今更変え難いものがあるのです。100歩譲って兵種変更はするかもしれないとしても、意図的な戦死者を出すというのはほんと無理。誰かのHPが0になった時点でもう自然にリセットが押されてしてしまうのです。

というわけで2点ほど大きな不満がある本作ですが、プレイ中は従来の魅力的なシステムに引き込まれ、レベルアップ時のパラメーターに一喜一憂したり、クラスチェンジでテンションが上がったりと、結局は楽しんでしまいました。港町ワーレンの大軍を相手にしながら、自分は人生で何回このマップをやっているのだろうと我に返る瞬間もありました。もしこの先また別のリメイクが出たとして、その評判が悪かったとしても、きっと自分はプレイするのでしょう。

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