新世紀興亡史デッドフォース レビュー

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デッドテンポ

機種 PC98
ジャンル シミュレーションRPG
発売元 風雅システム
発売日 1994年7月29日
評点   (5点)

神村幸子さんの絵柄が素敵なPC98のシミュレーションRPG。
当時、なにかと「ファイアーエムブレム」のような作品を求めていた自分にとって、中古屋で見かけた本作はまさに「これだ!」という感じで、即購入してウキウキ気分で自転車を走らせたのを憶えています。

舞台はでかい山脈が真ん中に縦線を引いて東西を分断する大陸ルーレライにて、ひとつの流星が落ちたことをきっかけに西の国が東の国に攻め入り戦争が勃発。物語は東部のどこかの国の王子であるマリオンが、同じく東部のどこかの国の王子のポーと共に、捕まっていた牢屋からの脱獄を図るところから始まります。

ジャンルや世界観がファイアーエムブレムに近く、キャラクターデザインも魅力的とあってかなりの期待を抱いたのですが…、結論から言うと残念ながら「これじゃなかった」でした。

まず何より特徴的なのが、ひとつのターンが「生産」「徴兵」「戦闘行動」からなる三つのフェーズに分かれていて、それぞれ文字通りアイテムを生成したり兵士を補充したりするわけですが、これが非常に地味な作業なうえ、恐ろしくテンポを損ねてしまっています。
特に徴兵フェーズ。本作はキャラ個々の移動速度がかなり鈍足なため、味方が増える展開が正直歓迎とは言えません。また難易度が主要キャラだけを強化した力押しで十分どうにかなってしまうレベルのものなので、結局この徴兵という行為はほとんど行うことがありませんでした。
中盤から「生体融合装置」による融合が行えるようになり、また「生産」とも連動してくるので突き詰めればそれなりに面白そうではあるのですが、いかんせん全体的なテンポの悪さと低めの難易度が、それを打ち消してしまったように思います。

世界観やキャラクターが良いものだけに、なんとももったいない作品との印象です。全体的なテンポと難易度の改善、もしくは思い切ってオーソドックスなシステムにするなど、できれば別の形でもう一度やってみたいと思いますが、恐らく夢物語なのでしょう。

ちなみに関連リンク「屋根裏部屋」は神村幸子さんの個人サイトです。残念ながら本作のイラストは載っていない…と思うのですが、一応。

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