ブルーアルマナック レビュー

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スター・ウォーズが好きなら

機種 メガドライブ
ジャンル RPG
発売元 講談社総研
発売日 1991年5月25日
評点   (7点)

SFは好きですか?スター・ウォーズは好きですか?未知なる宇宙に想いを馳せる、そんな貴方にぴったりな作品があります。本作「ブルーアルマナック」をプレイすれば、素敵な脳内スター・ツアーズを楽しめることでしょう。保障はしません。

過去か未来か、それとも遠い宇宙の現在か。複数の種族が当たり前に交流するとある銀河系を舞台に繰り広げられる、ファンタジックで壮大なストーリー。16歳になった主人公のミヤビは軽い宇宙旅行に出かけるはずが、やがて銀河連邦帝国にかかわる事件に巻き込まれていきます。

システム的にはなんら普通のRPGながら、重火器やプロテクターなどの装備品、ドラッグなどのアイテム、また途中から使える魔法的存在の名称がフォース(潔いです)と、当然ながらSFチックにまとめられています。

代表的な欠点としてエンカウントの高さと、こちらのレベルに応じて上がっていく敵の強さが挙げられます。しかし前者は表示スピード最速&アニメーションOFFでかなりのテンポになりますし、後者は実際はエリアによって一定の限度があるように思うので、総じてレベルに余裕を持って進めればそれほど気にはならないと思います。結構な余裕が必要ですけれど。

しかし本作、それよりも何より雰囲気が素晴らしいのですよ。
プルト人の商人ヤンの日記の独白で始まるオープニングからして、その日記を捲る手が明らかに異星人のものだったりし、こういう細かい演出から徐々にこの世界観へと引き込まれていきます。メガドライブ元来の色気のなさと硬派なグラフィックがこれまた妙にマッチして、スター・ウォーズに代表されるSFの空気が見事に醸されているのです。それぞれの星を飛び立つ際のちょっとした演出とか、なんだかすごく雰囲気があるんだなぁ…。
総勢6名からなる仲間の面々も、複数の種族で構成されていて非常に多彩です。異星間の交流はこういったSFものならではの夢がありますよね。だからといってレスラーが登場するのはさすがに違うと思いますが。

もったいないのは、途中から専用の宇宙船(確かこの名前がブルーアルマナック)を入手するのですが、これが宿屋や武器屋などの施設が揃っていて、もうものすごい「本拠地感」にテンションが上がるというのに、そこから大して活用することもなく物語が終わってしまうということです。いや宿屋なんかは実際かなり使うのですけれど、もっと施設を充実させるとか、寄り道的な星に行けるとか、そういう用途があっても良かったんじゃないかと思います。まあ、この時代の作品にそこまで求めるものではないのでしょうが。

総合的には良作の評価ながら、なんというか、大作に化けれる要素を感じる作品です。リメイクの下地はすでにできているように思います。今の技術ならばかなりいい感じのものが出来上がりそうに思うのですが、夢物語なのでしょうなぁ。

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