ビックリマンワールド レビュー

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ソックリマン

機種 PCエンジン
ジャンル アクションRPG
発売元 ハドソン
発売日 1987年10月30日
評点   (7点)

PCエンジンのロンチタイトルのひとつです。
「ビックリマン」といえばもうものすごい人気でしたから、そんなビックリマンのゲーム化は当然当時の子供たちの興味を一身に浴び、新ハードの進出としてPCエンジンがロンチに持ってきたのも頷けるというものです。本作が欲しいがためにPCエンジンを親にねだったなんて人も多いのではないでしょうか。

ところがどっこい実際にやってみると、一部で「ソックリマン」なんて揶揄されているように、その実は「ワンダーボーイ」というアーケードゲームのキャラクターをビックリマンに置き換えただけのとんだパチ物。当時のビックリマンの人気を利用した、完全な子供だましの作品だったのです。

まず主人公のヘッドロココがパンツ一丁で現れる時点でもうおかしくて、鎧を買うと一応聖フェニックス(聖戦衣化)っぽくなるものの、最終装備では再びタイツ姿の王子様になってしまいます。誰だよお前!
装備も冒頭でゼウス様からもらえるグラディウスを皮切りに、すべてビックリマンとは何ら関係のないものばかり。それはそれで割り切ったんだなとも思えるのですが、最強の盾だけはなぜか公式設定のセントクロスシールド(聖架楯)だったりするので余計に混乱させられます。中途半端!
また、それらを売ってくれる店の店主がヘラクライスト(増力後)で、2回何も買わずに店を出ると「なんだ、ひやかしか」とか言ってきます。お前も戦え!

悪魔側は一面のボスがいきなりサタンマリアかと思いきや、二面のボスもサタンマリア、さらに三面もワンダーマリア、結局全ステージの半分以上がマリアという偏りっぷりで、また総大将のはずのスーパーデビルは二面の中ボスとしていきなり登場し、両者とも終盤になると普通のザコとして複数同時に現れては情けない顔で消えていきます。
それ以外のザコ敵はヘビやキノコなどワンダーボーイからの使いまわしと思われる全然関係ないやつらばかり。悪魔出して悪魔!あんなにいっぱい余っているんだから!

そもそも、

ビックリマンワールド

パッケージにこれ見よがしに載っているヤマト王子ら主役級の天使たちが誰一人出てこないというのは、もはや軽い詐欺のレベルだと思うのですが大丈夫なのでしょうか?

とまあ、こんな大人目線の寒いツッコミを並べたところで、結局当時の自分もそんなこと考えもせず夢中になって、今でも迷路の最終面をベルなしでラスボスまでたどり着けるほどやり込んでしまったのでかたなしと言ったところではあります。ハドソンにしてみたら「とりあえずビックリマンの名前だけ付けて適当にそれっぽくしときゃいいんじゃね?」的なノリだったのかもしれませんが、まあほんとまんまとその通りというか、子供って単純ですね。

ただ、そんなヤマト王子たちを差し置いてでも「聖ウォーマン」の3人を登場させたのは、当時のハドソンの英断だったと思います。

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