アクトレイザー レビュー

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神ゲー

機種 スーパーファミコン
ジャンル アクションRPG
発売元 エニックス
発売日 1990年12月26日
評点   (7点)

ロンチタイトルかというくらいスーパーファミコン初期の作品です。
プレイヤーは魔王サタンのせいで力を失ったとされる一人の神様で、力を取り戻して魔王サタンにリベンジするとかそんな感じのストーリー。

この力の取り戻し方というのがよくある敵を倒してレベルアップではなく、下々の人口を増やしてレベルアップという変わったもの。まずはアクションパートで地域の第一ボスを倒すとその地域に人が住めるようになるので、ここからクリエイションパートという、要するに簡易的なシムシティーが始まります。

これがまた無機質に人口を増やしていくだけではなく、各地それぞれさり気ないストーリーが用意されています。それは微笑ましいものから愚かしいものまで無性に「人間くさい」ものであり、自身が神様という設定からかどうしてもかなりの上から目線になって、思わず「人間てかわいらしいものだな、ふふ」とか言いたくなってしまいます。

地域を発展させていくとやがて新たな問題が勃発して再びアクションパートが発生し、地域の第二ボスを倒せばその地域を完全開放したことになります。合計六つからなる地域すべてを完全開放すると、いよいよ魔王サタンへのリベンジに挑むという寸法です。

アクションパートは絶妙な緊張感があるくらいの難易度で、ボスもパターンを読み切るまではそれぞれ結構強力です。クリエイションパートは淡々としているものの上記のようなさり気ないストーリーが小気味良く、実質アクションパートを楽にするためのパートという役割なのですが、ほとんど苦にはなりません。むしろクリエイションパートのほうが好きだなんて人も多いでしょう。

自分もどちらかと言えばこのクリエイションパート派で、文化レベルが最高になったら一旦すべての建物を破壊したり、裏技を用いて可能な限り道を引いたりといろいろ拘りました。自分がちょっと席を外しているあいだに友人に大地震を起こされて、ゲラゲラ笑っていたらピラミッドの壁が崩れてアイテムが手に入ったりとか、そういう隠し要素も良かった。
全く性質の違う二つのパートを活かしたシステムは当時はもちろん、昨今でも稀有な成功例だと思います。

また音楽もスーパーファミコン初期と思えないほど素晴らしく、この完成度に驚いたスクウェアの植松さんがFF4のBGMを作り直したという有名な逸話もあります。やはりフィルモアのアクションパートのBGMが素晴らしいです。

ボリュームはそれほど大きくはなく、それこそ予定のない休日であれば一日で終らせるのも可能な規模ではあります。しかしスーファミ黎明期の作品でありがなら、全体を通しても屈指の完成度を誇る「神ゲー」だと思います。

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