黒の剣 Blade of the Darkness ‐ 基本事項

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作品概要

本作はPC98のRPG「黒の剣」を、プレイステーションへの移植版として「Blade of the Darkness」の副題を付け、1997年10月09日に発売されました。

知名度はお世辞にも高いとは言えませんが、はっきり言って名作です。もし内容と知名度を元に算出する「隠れた名作値」のようなものがあったとしたら、自分の中では「ソウル&ソード」「ラグナキュール」と並んでトップ3の一角に位置します。特に「RPGはストーリーだ」という人には是非ともプレイしてほしい珠玉の一作です。

作品傾向

ただし、万人向けと言える内容ではありません。

その理由のひとつとして、ややエロティックという点が挙げられます。発売元のシーディーブロスは本来アダルトゲームを中心に発売している会社のせいか、本作も物語自体は非常に硬派であるにもかかわらず、登場する女性が無駄にセクシーだったり、無理やりきわどいシーンが挿入されたりと、微妙に成人向けの内容となっています。
また、たまに表示される一枚絵を描いているのが横田守さんであり、さすがというか質感が非常に官能的です。それがパッケージの裏に大々的に描かれているものだから、人によっては手を出しづらい面はあるでしょうし、親に見られでもしたらあらぬ疑いをかけられてしまうかもしれません。
※ 横田守さんではなくForestのスタッフの方、パッケージは結城信輝氏のようです。

そしてもうひとつ、非常にエグい展開が多いです。
まず、物語の中心となる首都バルクルーサは、貴族を中心に物欲にまみれており、保身しか頭にない発言や、賄賂を要求してくる兵士など、とにかく胸糞悪い展開が目立ちます。またそれとは別に、中盤以降は魔物を絡めたエグいシーンもあり、こちらは一枚絵が表示されたりはしませんが、ドット絵であるが故の特有のおぞましさを感じさせます。

ただ、だからこそ成立している魅力だとも言えるのです。
本作はもちろん空想ファンタジーの世界ですが、もしこのような状況だったら人間がどういう行動を取るかというのが非常にリアルに描かれていて、胸糞悪い展開に嫌悪感はあるものの、違和感を覚えることはありません。現実にだって裏の世界はあるでしょう。そういう裏を一般ゲームの範疇で少し強めに表現した…。本作の魅力は、まさにこの部分にあるのではないかと思います。

基本事項

  • ボイスは「×ボタン」で止められる
  • どこでもセーブ可能
  • 戦闘中は敵の名前が表示されない
  • HPもMPも歩くだけで回復する
  • 歩かずにその場で「○ボタン」を押しても回復する(エンカウントは発生する)
  • 戦闘中も行動順がまわってくるとそれなりに回復する
  • 防御するともっと回復する
  • もちろん敵も行動順がまわってくると少し回復している
  • 全体魔法は命中率が落ちる
  • 人に隣接すると動かなくなる
  • 人の話は2度目、3度目でも違う場合がある
  • 宿屋は無料。あんまり使わないけれど
  • お金を渡す系の選択肢は基本的に損するだけ
  • ボイスの漢字読み間違いは割とある
  • でも洞窟内のボイスはちゃんとエコーがかかっていて素敵

PC98版との違い

  • 声が入るようになった
  • マップなどのグラフィックは結構綺麗になった
  • 戦闘への入り方が変わった。個人的にはPC98版のほうが好き
  • 一部の魔法・剣技の演出が変わった
  • 「ひこ」がひらがなになってしまった。PC98版では「妣虎」

あとこれは自分だけかもしれませんが、PC98版ではゼフュードルとの決戦のあと、戦闘に入ってもBGMが変わらないというバグに陥った記憶があります。もちろんこのPS版ではそんなことはありませんでしたが。

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